MENU

Fintokeiの禁止事項一覧|違反時の警告と制限ルールを解説

Fintokei 禁止事項

Fintokei(フィントケイ)の禁止事項は、禁止取引9種類とギャンブル的取引5種類の2系統で定められています。

さらに、違反したときの対応も警告の累積回数ごとに段階が決められており、1回のミスでいきなり口座が閉鎖される仕組みではありません。

公式サポートでは禁止取引ごとに定義が個別に公開されており、ティックスキャルピングのように判定基準が数値で示されているものもあります。

ただし、日本語の解説サイトには2025年7月の改定前の情報が残っており、スキャルピングやナンピンの可否について誤った説明も見られるのが実情です。

そこで本記事では、禁止事項の全体像から違反したときの警告と制限ルール、禁止されていない取引の線引きまでを解説していきます。

Fintokeiのプラン購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Fintokeiで禁止されている取引
  • ティックスキャルピング(10秒未満の取引)
  • レイテンシーアービトラージ
  • シグナルコピー・第三者による運用
  • 他人が作成したEAをそのまま使う行為
  • 複数プロフィールの作成
  • 複数の顧客による取引端末の共有
  • IPアドレスのマスキング・多国からの接続
  • 第三者による不正決済
  • 複数口座間・顧客間の両建て
Fintokeiで禁止されていない取引
  • 10秒以上保有する通常のスキャルピング
  • マーチンゲール・ナンピン(2025年7月に解禁)
  • 自作EA・ロジックが自分のものである自動売買
  • 同一口座内の両建て
  • 経済指標発表時の取引
  • 自分の取引を他社プロップへコピーする行為
目次

Fintokei(フィントケイ)の禁止事項の全体像

Fintokeiの禁止事項は、禁止取引・ギャンブル的取引・失格条件の3層に分かれています。

禁止取引はティックスキャルピングやコピートレードなど9種類で、システムの悪用にあたる行為が判明した場合は警告なしで全口座が閉鎖されます。

ギャンブル的取引は過度なリスク設定など5種類が定義されており、手法そのものではなくリスクの取り方が対象になる規定です。

失格条件は1日の損失率と全体の損失率の超過で、これは違反ではなく評価が終了する仕組みです。

禁止事項の内容はプランを問わず全口座に共通し、違反が続いた場合は警告3回・6回・9回・12回以上の段階で対応が変わっていきます。

まずは禁止事項の構造を4つの角度から整理します。

禁止事項は禁止取引・ギャンブル的取引・失格条件の3層

Fintokeiで「禁止事項」と呼ばれるものは、性質の異なる3つの規定に分かれています。

1層目の禁止取引は、公式サポートの「禁止されている取引はありますか?」に列挙された9項目です。

2層目のギャンブル的取引は、反ギャンブル方針として別枠で定義されており、警告と制限ルールにつながります。

3層目の失格条件は損失率の超過で、ルール違反ではなく評価の終了として扱われる点が他の2層と大きく違います。

対象になるもの主な結果
禁止取引ティックスキャルピングなど9種類警告または即時の口座閉鎖
ギャンブル的取引過度なリスク設定など5種類警告と制限ルールの適用
失格条件1日の損失率・全体の損失率の超過その時点で評価が終了
Fintokeiの禁止事項を構成する3層〔2026年8月時点〕

「ナンピンで失格になった」という説明が誤りとして広まるのは、この3層が区別されていないためです。

ナンピン自体は禁止されていませんが、含み損が膨らめば3層目の損失率に触れて評価が終わります。

禁止事項の一覧表(2026年8月時点)

禁止取引9種類とギャンブル的取引5種類を、処分の重さとあわせて一覧にまとめました。

分類該当する行為処分の重さ
禁止取引ティックスキャルピング初回は警告、再検知で失格
禁止取引レイテンシーアービトラージ警告から段階的に対応
禁止取引シグナルコピー・第三者による運用初回は警告、繰り返しで口座閉鎖
禁止取引他人が作成したEAの無改変での使用初回は警告、繰り返しで口座閉鎖
禁止取引複数プロフィールの作成関連プロフィールの停止・閉鎖
禁止取引取引端末の共有警告のうえ繰り返しで全口座失格
禁止取引IPアドレスのマスキング警告のうえ繰り返しで全口座失格
禁止取引第三者による不正決済口座停止・契約終了
禁止取引複数口座間・顧客間の両建て契約と全口座の閉鎖
ギャンブル的取引過度なリスク設定警告と制限ルール
ギャンブル的取引無計画な高レバレッジ取引警告と制限ルール
ギャンブル的取引戦略のない一方的な賭け取引警告と制限ルール
ギャンブル的取引アカウント・ローリング警告と制限ルール
ギャンブル的取引1回の取引での利益目標達成審査と制限ルール
Fintokeiの禁止事項と処分の重さ〔2026年8月時点・公式サポートより編集部作成〕

表の下段5項目は、いずれもいきなり失格になるものではありません

一方、複数プロフィールの作成や口座間の両建てのようにシステムの悪用と判断される行為は、警告を挟まずに処分されます。

返金や報酬の支払いも行われないため、この4項目だけは性質が違うものとして覚えておく必要があります。

禁止事項はプランを問わず全口座に共通する

Fintokeiの禁止事項は、購入したプランの種類にかかわらず同じ内容が適用されます。

チャレンジプラン・スリム・スイング・速攻プロプラン・入門プランのどれを選んでも、禁止取引9種類とギャンブル的取引5種類は変わりません。

プランごとに異なるのは、利益目標と損失率という失格条件だけです。

項目プランごとの違い
禁止取引9種類共通
ギャンブル的取引5種類共通
オープンポジションの最大リスク3%共通
警告と制限ルールの段階共通
利益目標プランごとに異なる
1日の損失率・全体の損失率プランごとに異なる
プラン別に共通する規定と異なる規定〔2026年8月時点〕

そのため、プランを乗り換えても禁止事項を覚え直す必要はありません。

複数のプランを並行して運用する場合は、口座をまたいだ両建てが起きないよう管理してください。

違反は即失格ではなく警告から段階的に対応される

Fintokeiは、リスク管理プロセスとして通知・警告から契約終了までの4段階を公開しています。

最初の段階では、システムが検知した内容と修正方法がメールで案内されます。

それでも改善がない場合に、オープンポジションの最大リスクを1%以下へ抑えるよう求められ、さらに続くと制限ルールが適用される流れです。

違反が確認されたときの4段階
  • 通知・警告:検知内容と修正方法がメールで届く
  • リスク調整の要請:最大リスクを1%以下に抑えるよう求められる
  • 制限ルール:報酬率の引き下げ・レバレッジ制限・利益上限が2段階で適用される
  • 契約終了:最も深刻なケース、または繰り返しのケースに適用される

ただし、この4段階が適用されない例外もあります。

複数アカウントの保有や虚偽情報の提供といったシステム悪用は、警告なしに関連する全口座とプロフィールが閉鎖される扱いです。

この場合は返金も報酬の支払いも行われないため、うっかりでは済みません。

禁止取引は9種類だけ

公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/

Fintokeiの禁止取引9種類

Fintokeiが禁止取引として明示しているのは9種類です。

内訳は、取引手法に関するものが3種類(ティックスキャルピング・レイテンシーアービトラージ・複数口座間の両建て)です。

他人の判断で取引することに関するものが2種類(シグナルコピー・無許可のEA使用)あります。

残る4種類は、複数プロフィールの作成・端末の共有・IPアドレスのマスキング・第三者による不正決済という、本人性に関わる規定です。

公式サポートには9種類それぞれの定義記事が用意されており、判定の考え方まで公開されています。

9種類の定義と判定の考え方を、公式サポートの記載に沿って確認します。

ティックスキャルピングは10秒未満の取引が対象

Fintokeiは、10秒未満の取引をすべてティックスキャルピングと定義しています。

ただし、10秒未満の取引が1回でもあれば違反になるわけではありません。

判定にはボリュームとロット数の2つの閾値が使われ、どちらも10%を超えたときにはじめて違反として扱われます。

ティックスキャルピングの定義方法

10秒未満の取引はすべてティックスキャルピングの定義に該当します。ティックスキャルピング取引が、USD換算での総取引ボリュームの10%以上を占める場合、それらの取引がお客様の合計取引ロット数の10%以上を占めることは許可されておりません。

引用元:Fintokei公式サポート>「ティックスキャルピングの定義とは?」より一部抜粋

つまり、スキャルピングを主戦場にしていても、10秒未満で決済した取引が全体の1割に収まっていれば問題にはなりません。

処分の流れも公開されており、検知された場合はまずメールで初回警告が届きます。

初回警告の翌日以降に再び2つの閾値を両方とも超えた場合は、その口座が失格になります。

ティックスキャルピングの判定条件
  • 保有時間が10秒未満の取引が対象になる
  • 該当取引がUSD換算の総取引ボリュームの10%以上を占める
  • かつ、該当取引が合計取引ロット数の10%以上を占める
  • 2つを両方とも満たすと違反になり、初回はメールで警告
  • 初回警告の翌日以降に再び該当すると口座が失格

この定義は2024年5月6日午前0時(UTC)以降に購入された口座へ適用され、最新の更新は2025年7月28日です。

解説サイトには「15秒未満」「30秒未満」と書かれたものが残っていますが、いずれも改定前の基準にあたります。

レイテンシーアービトラージは配信遅延を突く取引が対象

レイテンシーアービトラージは、より速い価格フィードを使って約定を先読みし、不当な利益を得ようとする手法です。

公式サポートは、2つのフィードに大きな乖離が生じたタイミングでリスクのない取引機会を狙う行為を該当例として挙げています。

禁止の理由は、技術的な欠陥を利用した利益は実際の市場で再現できないという考え方にあります。

Fintokeiが評価しているのは現実の相場で通用するスキルなので、環境差から生まれる利益は評価の対象外という整理です。

裁量取引で意図せず該当することはほとんどありません。

一方で、外部フィードを参照するブリッジやアービトラージ系のEAを導入する場合は、仕組みを確認したうえで使う必要があります。

シグナルコピー・第三者による運用は禁止

Fintokeiは、他人の判断をそのまま持ち込む取引を禁止しています。

対象になるのは、シグナル配信者や他のトレーダー、SNSの投稿から取引をコピーする行為です。

メンターなど第三者と同一または類似の戦略で取引することも、公式サポートでは禁止行為として挙げられています。

さらに、自分の口座を他人に手動または自動で運用させる行為も認められません。

コピー取引で禁止されている行為
  • シグナルプロバイダーや他のトレーダーからの取引のコピー
  • 第三者のメンターと同一・類似の戦略で取引すること
  • ミラートレードやコピーツールによる追従
  • 自分または他人の口座からの逆張りコピー
  • 第三者による自分の口座での取引代行(手動・自動とも)

この規定の背景には、自立したトレーダーを支援するという運営方針があります。

初回の違反はメールでの警告にとどまりますが、繰り返した場合や複数ユーザーとの連携が確認された場合は即時の口座終了もありえます。

他人が作成したEAをそのまま使う行為は禁止

EA(自動売買)は、ロジックが自分のものかどうかで可否が分かれます。

市販EAや無料配布のEAを設定も変えずにそのまま動かす使い方は、禁止行為です。

反対に、自分で作成したEAや自動売買システムの使用は認められています。

使い方可否
自分で作成したEA・自動売買システム可能
第三者のEAを自分のパラメータと設定で作り替えたもの可能(ロジックが自分のものである場合)
他者のアイデアを参考にした手動発注可能(リアルタイム同期を伴わない場合)
自分の取引を他のプロップファームから自分の口座へコピー可能
市販EA・配布EAを無改変で使用禁止
コピーツール・マスター口座によるミラーリング禁止
EAとコピー取引の可否〔2026年8月時点・公式サポートより〕

境目になるのは、売買判断のロジックを誰が持っているかという一点です。

購入したEAを使いたい場合は、パラメータを自分で組み替え、なぜその設定にしたのかを説明できる状態にしておいてください。

なお、大会によってはEAの使用が別途禁止・制限される場合もあります。

複数プロフィールの作成は同一人物の重複登録が対象

MyFintokeiでは、トレーダー1人につき認証済みプロフィールを1つだけ保有できます。

別のメールアドレスでの登録や、名前の表記を変えた登録、VPNを使った迂回もすべて禁止です。

ここで誤解されやすいのが、口座(プラン)の複数購入まで禁止されていると思われている点にあります。

実際には、1つのプロフィール内で複数の取引口座を持つことは可能です。

入門プランとチャレンジプランのように、異なるプランを組み合わせて購入することも認められています。

複数プロフィールが禁止されている理由
  • トレーダーごとの初期資金の上限を回避されるため
  • 口座間で戦略を複製したり両建てされたりするため
  • ルールの抜け穴を使った不公正な挑戦につながるため
  • 別の身元での本人確認(KYC)回避につながるため

違反が疑われた場合は、追加の書類や説明を求められます。

確認の結果として関連するプロフィールがすべて停止・閉鎖され、失格した口座には返金も報酬の支払いも行われません。

複数の顧客による取引端末の共有は禁止

複数のトレーダーが同じPCやスマートフォンからFintokeiにアクセスして取引する行為も、禁止取引の1つです。

ログイン情報を分けていても、物理的に同じ端末を使っていれば該当します。

禁止されている理由は、初期資金の上限回避やコピー取引の温床になりやすく、本人確認とリスク監視が機能しなくなるためです。

一方で、1人が複数の端末を使うことは問題ありません

自宅のノートPCとスマートフォンを併用したり、個人用のVPSを使ったりする運用も認められています。

違反が疑われた場合は警告と説明の要求から始まり、繰り返した場合は全取引口座が失格となり、プロフィールへのアクセスも停止されます。

IPアドレスのマスキング・多国からの接続は監視の対象

Fintokeiは、デモ口座への接続元IPアドレスも監視しています。

問題視されるのは、短期間に複数の国からアクセスしており、本人の居住地や渡航記録と一致しないケースです。

VPNやプロキシ、匿名化ツールでIPアドレスを継続的に隠す行為も違反にあたります。

状況扱い
一時的な旅行などで他国からログインする問題なし
個人用VPSを経由して接続する問題なし
VPN・プロキシで継続的にIPを隠す違反
登録情報と異なる国のサーバーを使い続ける違反
短期間に複数国からアクセスし渡航記録と一致しない違反
接続元IPアドレスの扱い〔2026年8月時点・公式サポートより〕

出張や旅行の予定がある方は、常時接続のVPNを切ってから取引するのが無難です。

対応は警告と説明の要求から始まり、繰り返した場合は関連する全口座が失格になります。

第三者による不正決済は返金の対象外

プランの購入は、本人名義の支払い手段と本人情報で行う必要があります。

他人名義のクレジットカードを使った購入や、友人・家族による代理支払いは第三者による不正決済に該当します。

仲介者が購入を代行するケースも同じ扱いです。

検出された場合は、警告と説明の要求、本人確認書類の提出命令、取引口座へのアクセス停止と進み、最終的にはアカウントと契約が終了します。

失格になった取引口座には、プラン料金の返金も報酬の支払いも一切ありません

家族にプランを贈りたい場合は、公式のプランギフト券を使えば正規の贈与として認められます。

複数口座間・顧客間の両建ては全口座閉鎖の対象

禁止取引のなかで最も処分が重いのが、複数口座間・顧客間の両建てです。

口座1で買い、口座2で同じ銘柄を売るという形は、どちらもFintokeiで開設した口座であっても認められません。

異なる顧客どうしが口座をまたいで反対のポジションを持つ行為も、同様に禁止されています。

両建ての形可否
同一口座内で同じ銘柄の買いと売りを同時に持つ可能
自分の複数口座をまたいで反対のポジションを持つ禁止
他の顧客との間で反対のポジションを持つ禁止
両建ての可否〔2026年8月時点・公式サポートより〕

判明した場合は、契約とすべての口座が閉鎖されます

意図しない形で該当しやすいのは、複数の口座で同じEAを走らせているケースです。

ロジックによっては口座ごとに逆方向のポジションが立つため、並行運用するときは各口座の建玉を常に把握してください。

Fintokeiのギャンブル的取引に関する規定

Fintokeiは禁止取引とは別に、反ギャンブル方針としてギャンブル的取引を5種類定義しています。

こちらは特定の手法を名指しで禁じるものではなく、リスクの取り方そのものを対象にした規定です。

数値で示されている基準は1つだけで、オープンポジションの最大リスクを初期資金の3%以内に収めることが求められます。

残る4種類は、レバレッジの掛け方や口座の使い方、利益目標の達成のしかたを見て判断される仕組みです。

違反が確認された場合は警告から始まり、改善がなければ制限ルールへ進みます。

5種類それぞれの中身を順に見ていきます。

過度なリスク設定は初期資金の3%が上限

Fintokeiは、オープンポジションで取れる最大リスクを初期資金の3%と定めています。

判定に使われるのは確定損失と含み損の合計で、複雑な計算式は使われません。

チェックされる単位は2つあり、1つは同一銘柄・同一方向で保有期間が重なる取引をまとめた「トレードアイデア」です。

もう1つは、銘柄や方向を問わず同時に保有しているポジション全体をまとめたグループになります。

USDJPYの売りを3本持てば1つのアイデアとして合算され、XAUUSDの売りとUSDJPYの買いを同時に持てば全体として合算される仕組みです。

初期資金最大リスク3%の金額推奨されるリスク(0.5〜1%)
100万円30,000円5,000〜10,000円
500万円150,000円25,000〜50,000円
1,000万円300,000円50,000〜100,000円
2,000万円600,000円100,000〜200,000円
3,500万円1,050,000円175,000〜350,000円
5,000万円1,500,000円250,000〜500,000円
初期資金別のオープンポジション最大リスク〔2026年8月時点〕

公式が安全な水準として案内しているのは、1つのトレードアイデアにつき0.5〜1%です。

3%はあくまで上限であり、常に上限近くを取り続ければ持続不可能な取引と判断されやすくなります。

無計画な高レバレッジ取引は警告の対象

Fintokeiはハイレバレッジ取引そのものを禁止していません。

問題になるのは、戦略のないまま資金に対して過大なポジションを取り続ける使い方です。

公式サポートは、これを「異常に大きな取引ポジションを戦略なしで持つこと」としてギャンブル的行為に分類しています。

判定は3%ルールと連動しており、毎回の建玉が上限いっぱいという状態が続けば検知されやすくなります。

プランごとの最大レバレッジは、チャレンジ系が金銀100倍、速攻プロプランが50倍、入門プランが25倍です。

倍率そのものより、1回の損切りで口座の何%を失うかで管理するほうが規定に沿った運用になります。

戦略のない一方的な賭け取引は監視の対象

一方的な賭け取引とは、相場分析を伴わない大きな取引を指します。

公式サポートが例に挙げているのは、ボラティリティの高い局面やニュース発表時に、分析なしで大きなポジションを取る行為です。

ここで押さえておきたいのは、経済指標の発表時に取引すること自体は禁止されていないという点になります。

一方的な賭け取引と判断されやすい取引
  • 損切りを置かずに一方向へ大きく張る
  • 取引のほとんどが指標発表の前後に集中している
  • 分析の裏づけがないまま最大ロットでエントリーを繰り返す
  • 結果がほぼ運に左右されるランダム性の高い取引

制限ルールが適用されると、指標発表中の取引そのものが制限される場合もあります。

指標トレードを主軸にする方は、損切り幅とロットを事前に決めておくことが大切です。

アカウント・ローリングは複数口座の使い分けが対象

アカウント・ローリングは、口座を限界まで使い切っては新しいプランを買い直す運用を指します。

複数の口座で別方向の高リスク取引を並走させ、どれか1つが当たるのを狙う形も同じ扱いです。

この2つは、口座間の両建てと重なった時点で禁止取引にも該当します。

その場合は警告の段階を飛ばして、契約と全口座が閉鎖される可能性があります。

複数のプランを持つこと自体は認められている運用なので、目的の区別だけは明確にしておいてください。

資金規模を分けたい、手法ごとに口座を分けたいという理由であれば、規定に触れる心配はありません。

1回の取引で利益目標を達成すると審査の対象

Fintokeiは、1回の取引だけで利益目標を達成する行為をギャンブル的取引に含めています。

同日中に同じ銘柄へ仕掛けた類似の複数取引も、1つのまとまりとして見なされます。

典型例は、初日にハイレバレッジで8%の利益を出し、その後は最小ロットで最低取引日数だけを埋めるパターンです。

この形は、ステップ1をクリアしても審査の対象になります

利益の出し方評価
3日以上に分散して利益目標を達成問題なし
1回の取引で利益目標を達成審査の対象
同日中の同一銘柄への類似取引で達成審査の対象
達成後は最小ロットで日数だけ埋める審査の対象
利益目標の達成方法と評価〔2026年8月時点〕

審査の対象になったからといって、必ず合格が取り消されるわけではありません。

ただし、一貫性ルールを適用する理由にはなるため、利益は複数日に分散させるほうが安全です。

Fintokeiで禁止されていない取引

検索で目にする「Fintokeiは禁止事項が多い」という印象の大半は、誤解にもとづいています。

通常のスキャルピングは制限なく使え、禁止されているのは10秒未満のティックスキャルピングだけです。

マーチンゲールとナンピンは2025年7月28日に禁止リストから外れました。

EAもロジックが自分のものであれば使えますし、同一口座内の両建てや経済指標発表時の取引も禁止されていません。

この章では、誤解されやすい6つの論点について公式の記載を確認します。

誤解の多い順に整理していきます。

通常のスキャルピングは10秒以上の保有なら問題ない

Fintokeiでスキャルピングは禁止されていません。

制限がかかるのは10秒未満の取引だけで、10秒以上の保有なら定義に該当しない扱いです。

さらに、10秒未満の取引が混ざっていても、USD換算の総取引ボリュームと合計ロット数の両方で10%を超えなければ違反にはなりません。

数十秒から数分で決済する一般的なスキャルピングであれば、そもそも判定の土俵に乗らない設計です。

保有時間ティックスキャルピングの定義取引の可否
10秒未満該当するボリューム・ロット数の両方が10%未満なら可
10秒以上30秒未満該当しない制限なし
30秒以上該当しない制限なし
保有時間別のティックスキャルピング判定〔2026年8月時点〕

スキャルピングを主戦場にするなら、決済までの時間を意識するだけで十分に対応できます。

ただし、EAで高速な回転売買を行う場合は、意図せず10秒未満の約定が積み上がることもある点に注意してください。

マーチンゲール・ナンピンは2025年7月に解禁

マーチンゲール法と積極的な価格の平均化は、現在のFintokeiでは禁止されていません。

公式サポートには「2025年7月28日より、禁止取引のリストから除外されました」と明記されています。

これらの手法を使ったことによるペナルティはなく、適用しただけで口座が閉鎖されることもありません。

ただし、Fintokeiは継続的な戦略として依存することを強く推奨していません。

損失を取り戻すために建玉を増やす性質上、大きな損失を被るリスクが高いという理由からです。

ナンピンで実際に問題になるのは3%ルール
  • 同一銘柄・同一方向の追加ポジションは1つのトレードアイデアとして合算される
  • 合算した含み損が初期資金の3%を超えるとギャンブル的取引と判定される
  • 1日の損失率・全体の損失率にも含み損が反映される
  • ロットを増やすほど3%と損失率の両方に近づく

過去には、マーチンゲールの該当有無を判定する計算機が用意されていた時期もありました。

累積取引高の10%超で警告、50%超で失格という旧制度は、現在は存在しません。

自作EA・ロジックが自分のものなら自動売買は可能

EAを使った自動売買は、Fintokeiで認められています。

許可されているのは、自分で作成して設定したEAや自動売買システムの使用です。

第三者のEAであっても、自分のパラメータと設定で作り替え、ロジックが自分のものになっていれば使えます

他者のアイデアを参考に自分で手動発注することも、リアルタイムの同期を伴わなければ問題ありません。

禁止されるのは、市販EAを無改変で動かす使い方と、コピーツールによるミラーリングです。

「自動売買が禁止」と書かれた解説を見かけますが、実際に線が引かれているのは売買判断の出どころだけになります。

同一口座内の両建ては許可されている

同じ口座のなかで同一銘柄の買いと売りを同時に持つ両建ては、公式に認められています。

市場リスクへの対処として使うことも想定されており、レバレッジの制限や追加の証拠金負担もありません

禁止されているのは、あくまで複数口座間と顧客間の両建てです。

「Fintokeiは両建て禁止」という説明は、この2つを区別していないために生まれた誤解といえるでしょう。

なお、両建て中も含み損は3%ルールと損失率の判定に入ります。

建玉を増やすほど判定上のリスクは積み上がるため、ヘッジ目的でも量の管理は必要です。

経済指標発表時の取引そのものに制限はない

経済指標の発表時に取引することは、Fintokeiで禁止されていません。

公式サポートが問題にしているのは、市場分析を行わないまま異常に大きなポジションを取る行為です。

指標発表を狙う手法であっても、損切りとロットを設計したうえで実行していれば規定には触れません。

ただし、制限ルールが適用されると指標発表中の取引が制限される場合があります

制限は違反を繰り返した結果として課されるものなので、通常の運用をしている限り関係しません。

指標時はスプレッドが拡大しやすく、含み損が一時的に3%へ近づく点だけは意識しておいてください。

自分の取引を他社プロップへコピーする行為は可能

自分の取引を他のプロップファームやブローカーの口座へコピーすることは、公式に許可されています。

禁止されているのは他人の取引をコピーする行為なので、コピー元が自分自身であれば規定の対象外です。

複数のプロップファームに同時に挑戦している方にとっては、手法をそのまま横展開できる意味を持ちます。

ただし、Fintokeiの複数口座間でコピーすると両建てと判定されるおそれがあります。

コピー先は他社の口座に限り、Fintokei内では1つの口座で完結させるのが安全な運用です。

10秒以上の保有なら制限なし

公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/

Fintokeiの禁止事項に違反したときの警告と制限ルール

Fintokeiの警告は、累積回数に応じて処分の重さが変わります。

3回で最大リスクの引き下げ、6回で制限ルールの適用、9回でレベル2への移行、12回以上でプロフィールの閉鎖という4段階です。

制限ルールはレベル1とレベル2に分かれており、レベル2では報酬率が30パーセントポイント引き下げられます。

検索でよく使われる「一貫性ルール」は、公式サポートの日本語表記では制限ルールという名称です。

制限は永久ではなく、3〜6か月の安定した取引実績が確認されると再評価の対象になります。

用語の整理から順に確認します。

一貫性ルールは制限ルールと同じ規定を指す

「Fintokei 一貫性ルール」で検索したときに出てくる規定は、公式サポートでは制限ルールという名称で説明されています

英語表記のConsistency Rulesを直訳した呼び方が、日本語の検索語として定着したかたちです。

そのため、公式サイト内を「一貫性ルール」で検索しても該当ページは見つかりません。

調べるときは「制限ルール」で探すと、適用ケースや制限措置の一覧までたどり着けます。

呼び方が違うだけで内容は同一なので、解説記事で両方の表記が混在していても別の規定ではありません。

本記事では以降、公式表記に合わせて制限ルールと呼びます。

警告3回で最大リスクが3%から1%に引き下げ

警告が3回に達すると、システムが何を検知したかを説明する通知が届きます。

あわせて、オープンポジションの最大リスクが3%から1%へ引き下げられます

この段階では取引戦略の調整を求められるだけで、報酬率やレバレッジには手が加えられません。

初期資金1,000万円の口座であれば、含み損の上限が30万円から10万円まで下がる計算です。

ロットを3分の1に落とすか、損切り幅を狭めるかのどちらかで対応する必要があります。

ここで運用を改めれば、次の段階へ進むことはありません。

警告6回で全口座と将来の口座に制限ルールが適用

警告が6回に達し、それでも改善が見られない場合に制限ルールが適用されます。

対象は現在の口座だけではありません。

公式サポートは、すべての有効口座および将来の口座に適用されると明記しています。

あわせて本人確認(KYC)の完了を求められ、取引の継続的かつ厳格な監視も始まる仕組みです。

警告の累積回数適用される内容
3回検知内容の通知/最大リスクを3%から1%へ/戦略調整の要請
6回全有効口座と将来の口座へ制限ルール適用/KYC完了要請/厳格な監視
9回制限ルール・レベル2を全有効口座と将来の口座へ適用
12回以上プロフィールアカウントの閉鎖・提携の終了を検討
警告の累積回数と処分〔2026年8月時点・公式サポートより〕

制限ルールのレベル1では、最大リスク1%以下の維持に加えて報酬率が15パーセントポイント引き下げられます。

報酬率80%のチャレンジプランであれば、65%まで下がる計算です。

警告9回で制限ルール・レベル2が適用される

警告が9回に達すると、制限ルールはレベル2へ移行します。

レベル2で最も影響が大きいのは、1日の利益が初期残高の+1%までに制限される点です。

レバレッジもFXが10倍、その他の銘柄が5倍まで引き下げられます。

項目レベル1レベル2
オープンポジションの最大リスク1%以下1%以下
報酬率15ポイント引き下げ30ポイント引き下げ
1日の利益上限なし初期残高の+1%まで
レバレッジ制限なしFX10倍・その他5倍
ポイントステージ継続凍結
新規コンテストへの参加可能不可
制限ルールのレベル別の内容〔2026年8月時点・公式サポートより〕

報酬率は30パーセントポイント引き下げられ、ポイントステージも凍結されます。

新規コンテストへの参加もできなくなるため、実質的には収益機会が大きく削られる段階です。

制限ルールに含まれる可能性のあるその他の措置
  • ストップロス使用の義務化と1日のリスク制限
  • 1日の最大ロット保有量の制限
  • 指標発表時の取引制限
  • 即時報酬支払いの制限
  • 報酬申請時の40%制限ルールの適用
  • 報酬申請時の純利益規定の適用
  • プロ口座へのダイナミック報酬システム(DPR)の適用

警告12回以上でプロフィールが閉鎖される

警告が12回以上になると、プロフィールアカウントの閉鎖と提携の終了が検討されます。

これはリスク管理プロセスの最終手段にあたる段階です。

3回・6回・9回のいずれかで運用を改めていれば、ここまで到達することはまずありません。

逆に言えば、通常の裁量取引をしている限り警告が二桁まで積み上がる状況は考えにくいといえるでしょう。

注意したいのは、EAで同じ違反を大量に繰り返してしまうケースです。

自動売買を回している場合は、警告メールが届いた時点でいったんEAを停止し、原因を特定してください。

警告は口座ではなく顧客単位で累積する

警告のカウントは、口座ごとではなく顧客単位で行われます。

複数の口座で同時に違反した場合は、それぞれが個別にカウントされる仕組みです。

つまり、3つの口座で同じ違反を1回ずつ起こせば、その時点で警告3回に到達します。

さらに、口座を作り直しても警告は引き継がれます

失格になった口座を捨てて新しいプランを買っても、累積回数はリセットされません。

複数口座でEAを並行運用している方は、この仕組みを最も見落としやすい立場にあります。

制限は3〜6か月の安定した取引実績で再評価される

制限ルールは、一度適用されたら解除できない仕組みではありません。

公式サポートは、3〜6か月にわたり安定した取引を継続すれば再評価の対象になると説明しています。

再評価は個別に行われるため、期間を満たせば自動的に解除されるわけではありません。

判断材料になるのは、リスクを抑えた取引を継続できているかどうかです。

制限中でも取引そのものは続けられるので、記録を積み上げることが解除への近道になります。

解除の見込みを知りたい場合は、サポートへ問い合わせて現在の状況を確認してください。

Fintokeiで失格になる条件と禁止事項の違い

禁止事項に違反していなくても、損失率を超えれば評価はその時点で終わります。

失格条件は1日の損失率と全体の損失率の2つで、プランごとに数値が異なります。

1日の損失率の基準は毎日UTC 0時の有効証拠金で、含み損とスワップも判定に含まれる点が重要です。

全体の損失率は初期資金を基準に固定され、報酬を受け取ったあとも変わりません。

禁止事項が「処分」であるのに対し、失格条件は「評価の終了」という違いを押さえておくと混乱しません。

失格条件の中身を5つの角度から整理します。

1日の損失率と全体の損失率を超えると即失格

Fintokeiの失格条件は、1日の損失率と全体の損失率の2つだけです。

チャレンジプラン系は1日-5%・全体-10%、入門プランは1日-3%・全体-6%と定められています。

速攻プロプランは1日-2%・全体-3%で、全プランのなかで最も厳しい水準です。

プラン利益目標1日の損失率全体の損失率最低取引日数
チャレンジプラン8%→6%-5%-10%3日
チャレンジプラン・スリム8%→6%-5%-10%3日
チャレンジプラン・スイング8%→6%-5%-10%3日
速攻プロプラン6%-2%-3%3日
入門プラン2%→3%→6%-3%-6%3日
プラン別の利益目標と失格条件〔2026年8月時点・公式プランページより〕

失格ラインを下回った瞬間に評価は終了し、口座に残っていた利益も受け取れません。

プランごとの詳しいルールは「Fintokeiのルール完全ガイド」で解説しているので、あわせて確認してください。

損失率は当日開始時点の有効証拠金が基準

1日の損失率で使われる基準は、毎日UTC 0時に記録される有効証拠金です。

その金額に各プランの割合を掛けた額が、翌日のUTC 0時まで維持すべき最低ラインになります。

有効証拠金には含み損益とスワップが反映されるため、決済していないポジションも判定に入ります。

チャレンジプラン・スイングだけは例外で、UTC 0時時点の決済済み残高が基準です。

項目基準含み損の扱い
1日の損失率(チャレンジ・スリム・速攻プロ・入門)毎日UTC 0時の有効証拠金判定に入る
1日の損失率(スイング)UTC 0時の決済済み残高判定に入らない
全体の損失率初期資金(固定)判定に入る
損失率の計算基準〔2026年8月時点・公式サポートより〕

多くの解説サイトは1日の損失率を「初期残高の◯%」と説明していますが、これは正確ではありません。

前日に利益が乗れば失格ラインは切り上がり、含み損を抱えたまま日をまたげば翌日の基準そのものが下がります。

プラン別の失格ラインの金額換算表

割合のままでは実感しにくいため、代表的な口座サイズで失格ラインを円に換算しました。

初期資金チャレンジ(1日/全体)速攻プロ(1日/全体)入門(1日/全体)
100万円5万円/10万円2万円/3万円3万円/6万円
500万円25万円/50万円10万円/15万円15万円/30万円
1,000万円50万円/100万円20万円/30万円30万円/60万円
2,000万円100万円/200万円40万円/60万円60万円/120万円
3,500万円175万円/350万円70万円/105万円対象外
初期資金別の失格ライン〔2026年8月時点・初日の基準額で計算〕

速攻プロプランは、1,000万円の口座でも全体30万円で終了します

1回あたりの損失を口座の0.6%に抑えていても、4連敗すれば全体ラインに届く計算です。

入門プランは100万円から始められるため、少額で規定に慣れたい方に向いています。

各プランの料金や条件は「Fintokeiプラン比較」で詳しく解説しています。

通常の評価段階に1日の利益上限はない

Fintokeiの評価段階には、1日に得られる利益の上限が設けられていません。

プロトレーダー口座でも同じで、通常の運用であれば利益額に天井はない設計です。

1日の利益上限が登場するのは、制限ルールのレベル2が適用された場合だけになります。

その場合の上限は初期残高の+1%までで、通常のトレーダーには関係しません。

ただし、利益の出し方には実質的な制約があります。

1回の取引だけで利益目標を達成すると審査の対象になるため、金額ではなく分散のしかたが問われる仕組みです。

同時保有ポジションと保留注文は合計200件まで

Fintokeiでは、一度に保有できるオープンポジションと保留注文が合計200件までと決められています。

1回の注文で発注できる最大ロット数にも、商品ごとの上限が設けられている点は同じです。

複数口座を持つ場合は、プラン系統ごとに初期資金の合計上限も設定されています。

項目上限
同時保有ポジション・保留注文合計200件
1注文の最大ロット数(FX・貴金属・原油)1,000ロット
1注文の最大ロット数(US100)600ロット
初期資金の合計上限(チャレンジ系3種の合算)5,000万円
初期資金の合計上限(速攻プロプラン)3,500万円
初期資金の合計上限(入門プラン)2,000万円
ポジション数・ロット数・初期資金の上限〔2026年8月時点・公式サポートより〕

グリッド系のEAを使う場合は、200件の上限に触れないよう設定を確認してください。

初期資金の上限を超えて口座を増やそうとすると、複数プロフィールの作成につながりかねない点にも注意が必要です。

Fintokeiの禁止事項と出金・報酬の関係

禁止事項に関する不安のなかで最も多いのが、報酬を受け取れなくなるのではないかという心配です。

公式サポートは、失格になった取引口座にプラン料金の返金も報酬の支払いも行わないと明記しています。

一方で、規約を守って取引している限り報酬は隔週で申請でき、最低申請額は日本円で20,000円です。

支払い方法は銀行送金と仮想通貨の2種類が用意されています。

出金できないという声の多くは、本人確認や申請条件を満たしていないことが原因です。

報酬の受け取りにまつわる5つの論点を確認します。

禁止事項に違反すると報酬が支払われない場合がある

禁止取引が確認されて口座が失格になった場合、その口座の報酬は支払われません。

公式サポートは、複数プロフィールの作成・端末の共有・IPアドレスのマスキング・第三者による不正決済のいずれについても、返金や報酬の支払いは行わないと説明しています。

複数口座間の両建てについては、契約と全口座が閉鎖される扱いです。

一方で、悪質な出金拒否が確認された事例はありません。

報酬が支払われないケースは、いずれも規約違反が前提になっています。

制限ルールが適用されている場合は、報酬率が15〜30パーセントポイント引き下げられている可能性にも留意してください。

報酬の申請は隔週・最低20,000円から

報酬の申請は、初回は2週間の待機期間を経てから可能になります。

2回目以降は、前回の支払いから2週間が経過していれば申請できる仕組みです。

最低申請額は日本円で20,000円と設定されています。

通貨最低申請額
日本円20,000円
米ドル100USD
ユーロ100EUR
チェココルナ2,000CZK
報酬の最低申請額〔2026年8月時点・公式ブログより〕

申請するとFintokei側で24時間以内に内容が確認されます。

確認の手続きが完了してから2営業日以内に銀行へ着金する流れです。

銀行送金と仮想通貨のどちらでも受け取れる

報酬の支払い方法は、銀行送金と仮想通貨の2種類です。

銀行送金を選んだ場合は、銀行口座への送金手数料が発生します

仮想通貨で受け取る場合は、これとは別に手数料がかかります。

支払い方法手数料着金までの流れ
銀行送金銀行口座への送金手数料申請後24時間以内に内容を確認し、完了から2営業日以内に着金
仮想通貨送金手数料に加えて別途手数料申請後24時間以内に内容を確認し、確認完了後に送金
報酬の支払い方法と手数料〔2026年8月時点・公式ブログより〕

どちらを選んでも、申請から内容確認までの流れは同じです。

出金の手順や必要書類については「Fintokeiの出金方法と条件」で詳しく解説しています。

出金できない主な原因は本人確認と申請条件

「出金できない」という状況の多くは、規約違反ではなく手続き上の理由で発生します。

最も多いのは、本人確認(KYC)が完了していないケースです。

次に多いのが、報酬額が最低申請額の20,000円に届いていないケースになります。

出金できないときに確認したい項目
  • 本人確認(KYC)が完了しているか
  • 報酬額が最低申請額の20,000円に達しているか
  • 前回の支払いから2週間が経過しているか
  • 申請しようとしている口座が失格になっていないか
  • 制限ルールで即時報酬支払いが制限されていないか

制限ルールが適用されている場合は、報酬申請時に40%制限ルールや純利益規定が課される可能性もあります。

該当するかどうかは会員ページで確認できるため、まずは自分の口座の状態を見てください。

報酬は雑所得として確定申告が必要

Fintokeiから受け取る報酬は、日本の税制上は雑所得として扱われます。

会社員であっても、給与以外の所得が一定額を超えると確定申告が必要になります

Fintokeiの口座はすべてデモ環境であり、報酬はデモ口座の成績に応じて支払われる仕組みです。

デモ環境の利益がそのまま現実に還元されるものではない点は、あらかじめ理解しておいてください。

税額の計算は他の所得との合算で決まるため、具体的な金額はここでは断定できません。

申告の方法に迷う場合は、税理士に相談することをおすすめします。

Fintokeiの禁止事項に関するルール変更の履歴

Fintokeiの禁止事項は、この2年ほどで複数回にわたり改定されています。

2025年7月28日にはマーチンゲールと積極的な価格の平均化が禁止リストから外れ、同じ日にティックスキャルピングの定義も更新されました。

2026年4月にはVaR計算が廃止され、実損益にもとづく3%ルールへ簡素化されています。

2024年12月には、ギャンブル的取引が監視対象として追加されました。

検索上位の解説記事には改定前の情報が残っているものもあるため、見分け方まであわせて整理します。

改定の中身を時系列で追っていきます。

2025年7月にマーチンゲール・積極的な価格の平均化が解禁

2025年7月28日、マーチンゲール法と積極的な価格の平均化が禁止取引のリストから除外されました

背景には、オープンポジションの最大リスクと1日の損失率でリスクを十分に制御できるという判断があります。

これによって、該当の有無を判定するマーチンゲール計算機も役目を終えました。

旧制度では、累積取引高の10%を超えるロットで警告、50%を超えると失格という判定が行われていました。

現在この判定は存在せず、ナンピンの可否は3%ルールと損失率だけで決まります。

解説記事に計算機の使い方が載っていた場合は、2025年7月より前の情報だと判断できます。

2025年7月にティックスキャルピングの基準が10秒未満へ

ティックスキャルピングの定義も、2025年7月28日に更新されています。

現行の基準は10秒未満で、この定義は2024年5月6日午前0時(UTC)以降に購入された口座へ適用されます。

それ以前に購入した口座を使っている場合は、サポートデスクへの問い合わせが必要です。

時期ティックスキャルピングの基準
旧基準(解説記事に残るもの)30秒未満
旧基準(解説記事に残るもの)15秒未満
現行(2025年7月28日更新)10秒未満
ティックスキャルピングの基準の変遷〔2026年8月時点〕

秒数が短くなったことで、実質的にはスキャルピングがしやすくなっています

それでも「Fintokeiはスキャルピング禁止」という誤解が残るのは、旧基準の記事が上位に残っているためです。

2026年4月にVaR計算を廃止して3%ルールへ移行

2026年4月、リスク判定の方法が大きく変わりました。

従来のVaR計算が廃止され、確定損失と含み損にもとづく3%ルールへ簡素化されています。

現在の判定は、トレードアイデア単位と同時保有ポジション全体の2つで行われます。

この変更によって、トレーダー側でも失格ラインを計算できるようになりました

複雑な統計計算を理解しなくても、含み損の合計額を見れば判断できます。

判定の透明性が上がった点は、トレーダーにとって実務的なメリットといえるでしょう。

2024年12月にギャンブル的取引が監視対象に追加

2024年12月には、チャレンジプランへ利益獲得日3日の要件が導入されました。

同じタイミングで、ギャンブル的取引が監視の対象として追加されています。

それ以前は禁止取引だけが明文化されており、リスクの取り方に関する規定はありませんでした。

この改定によって、1回の取引で利益目標を達成する手法が使えなくなりました

短期間で一気に抜ける攻略法を紹介する記事は、この改定以前のものである可能性が高いといえます。

現在は、複数日に分散して利益を積み上げる進め方が前提になっています。

旧ルールのまま書かれた解説記事に注意

2026年8月時点でも、改定前の情報のまま公開されている解説記事は少なくありません。

判別の目安になるのは、マーチンゲールとティックスキャルピングの記述です。

旧情報の記事を見分けるポイント
  • マーチンゲールを「禁止」と書いている=2025年7月以前の情報
  • ティックスキャルピングを「15秒未満」「30秒未満」と書いている=旧基準
  • 速攻プロプランを「利益目標10%・1日の損失制限なし」と書いている=2026年7月以前
  • チャレンジプランのステップ2を「5%」と書いている=旧条件
  • マーチンゲール計算機の使い方を載せている=廃止済みの制度

1つでも当てはまる記事は、他の数値も更新されていない可能性が高いと考えたほうが安全です。

判断に迷ったときは、公式サポートの該当記事に記載された更新日を確認してください。

無料トライアルは各プラン2回まで

公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/

Fintokeiの禁止事項に抵触しないための注意点

禁止事項の内容を理解しても、日々の取引で実際に気をつける点は限られています。

1回のリスクを有効証拠金の0.5〜1%に抑えれば、3%ルールにも損失率にも余裕が生まれる設計です。

スキャルピングを行う場合は、決済までの時間を10秒以上に保つだけで判定の対象から外れます。

ナンピンは解禁されましたが、同一銘柄・同一方向の追加ポジションは合算されるため量の管理が欠かせません。

複数口座を運用する方は、警告が顧客単位で累積する点にも注意してください。

実際の取引で意識したい5点を挙げます。

1回のリスクは有効証拠金の0.5〜1%に抑える

公式が安全な水準として案内しているのは、1つのトレードアイデアにつき0.5〜1%のリスクです。

編集部がチャレンジプランのパール(500万円)で合格したときも、常に残高の1%をリスクに設定して運用しました。

リスクリワードは1対2で固定し、ゴールドのスキャルピングだけで3日間の取引日数を満たしています。

残高比でリスクを取ると、連敗の損失は単純な足し算になりません。

連敗数残高比1%のリスク設定固定額(初期資金の1%)
3連敗約-2.97%-3.00%
5連敗約-4.90%-5.00%
10連敗約-9.56%-10.00%
リスク設定の違いによる連敗時の損失率〔編集部試算〕

残高が減るほど1%の金額も小さくなるため、10連敗でも全体の損失率-10%には届きません

実際に編集部も同一日に5連続で損切りとなり、-4.90%まで到達した場面がありました。

失格ラインの-5%までわずかでしたが、残高比の設定に助けられて評価を継続できています。

決済までの保有時間は10秒以上を目安にする

ティックスキャルピングの判定を避ける方法は、10秒以上ポジションを保有することだけです。

裁量で発注している場合、エントリーから決済まで10秒を切ることはほとんどありません。

注意が必要なのは、EAで高速な回転売買を行っているケースです。

指値と逆指値が近い設定では、数秒で決済される取引が積み上がることもあります。

10秒未満の約定が増えやすい設定
  • 利確幅を数pipsに設定したEA
  • ボラティリティの高い銘柄での成行連打
  • 指標発表の瞬間を狙った短期エントリー
  • 建値決済を自動で行うツールの併用

取引履歴を保有時間で並べ替え、10秒未満の約定がどれだけあるかを定期的に確認してください。

ボリュームとロット数の両方で1割に収まっていれば、違反にはなりません。

同一銘柄への追加ポジションは3%ルールで判定される

ナンピンが解禁された現在、実質的な制約は3%ルールに集約されています。

同一銘柄・同一方向で保有期間が重なる取引は、1つのトレードアイデアとして合算される仕組みです。

そのため、追加すればするほど合計の含み損が初期資金の3%へ近づきます

初期資金1,000万円での状況合計含み損3%ルールの判定
1本目のみ保有10万円問題なし
同方向に2本追加25万円問題なし
さらに1本追加32万円上限30万円を超過
同一銘柄への追加ポジションと3%ルール〔編集部試算・初期資金1,000万円の場合〕

ナンピンを組み込むなら、最終的な最大ロット数から逆算して1本目のロットを決めるのが安全です。

グリッド系のEAを使う場合は、想定される最大建玉での含み損を事前に試算してください。

経済指標の発表前後は含み損が3%を超えやすい

経済指標の発表前後は、スプレッドの拡大とスリッページが同時に起こります。

その結果、想定していた損切り幅を超えて含み損が一時的に膨らむことも珍しくありません。

3%ルールはいかなる瞬間も上限を超えてはならない規定なので、一瞬の拡大でも判定に入ります。

指標をまたぐポジションを持つ場合は、通常より小さいロットで臨むほうが無難です。

週末をまたぐ持ち越しにも同じリスクがあります。

月曜の窓開けで一気に損失率へ到達するケースもあるため、スイング以外のプランでは持ち越しの判断を慎重に行ってください。

口座を作り直しても警告は引き継がれる

警告は顧客単位で累積するため、新しいプランを購入してもリセットされません。

失格になった口座を捨てて再挑戦する場合も、過去の警告回数はそのまま残ります。

複数口座で同時に違反すれば、その分だけ回数も積み上がる仕組みです。

そのため、警告メールが届いた時点で原因を特定することが最も重要になります。

EAを複数口座で回している場合は、いったん停止して全口座の履歴を確認してください。

原因を放置したまま運用を続けると、6回を超えて制限ルールの対象になります。

Fintokeiの禁止事項に関するよくある質問

Fintokeiの禁止事項に関するよくある質問を紹介します。

Fintokeiのスキャルピングは何秒から違反になりますか?

10秒未満の取引がティックスキャルピングに該当します。ただし該当する取引がUSD換算の総取引ボリュームの10%以上を占め、かつ合計取引ロット数の10%以上を占めた場合にはじめて違反となるため、10秒以上保有する通常のスキャルピングには制限がありません。

Fintokeiでナンピンはなぜいけないのですか?

現在のFintokeiでナンピンは禁止されていません。マーチンゲール法と積極的な価格の平均化は2025年7月28日に禁止取引のリストから除外されており、使用によるペナルティもない扱いです。ただし同一銘柄・同一方向の追加ポジションは合算されるため、オープンポジションの最大リスク3%に触れやすい点には注意してください。

Fintokeiの1日の損失制限はいくらですか?

チャレンジプラン系が-5%、入門プランが-3%、速攻プロプランが-2%です。基準になるのは毎日UTC 0時の有効証拠金で、含み損とスワップも判定に含まれます。初期資金1,000万円のチャレンジプランなら、初日の失格ラインは50万円の損失にあたります。

Fintokeiの1日の最大利益はいくらですか?

通常の評価段階とプロトレーダー口座に、1日の利益額の上限はありません。上限が設定されるのは制限ルールのレベル2が適用された場合だけで、その際は初期残高の+1%までに制限されます。ただし1回の取引だけで利益目標を達成すると審査の対象になるため、利益は複数日に分散させてください。

Fintokeiのルール違反をするとどうなりますか?

警告3回で最大リスクが1%へ引き下げられ、6回で制限ルール、9回でレベル2、12回以上でプロフィールの閉鎖が検討されます。一方、複数口座間の両建てや複数プロフィールの作成といったシステム悪用は、警告なしで関連する全口座とプロフィールが閉鎖される扱いです。

Fintokeiの制限ルールは解除できますか?

3〜6か月にわたり安定した取引を継続すると、再評価の対象になります。期間を満たせば自動的に解除されるわけではなく、個別に判断される仕組みです。制限中も取引は継続できるため、リスクを抑えた記録を積み上げることが解除への近道になります。

Fintokeiは何回まで挑戦できますか?

挑戦回数に制限はありません。失格になっても、あらためてプランを購入すれば何度でも再挑戦できます。ただし警告は顧客単位で累積するため、口座を作り直しても過去の警告回数は引き継がれる点に注意してください。

Fintokeiで複数アカウントは作れますか?

プロフィールアカウントは1人1つまでで、複数の作成は禁止されています。別のメールアドレスでの登録やVPNを使った迂回も違反です。一方、1つのプロフィール内で複数の取引口座を持つことは認められており、入門プランとチャレンジプランを組み合わせて購入することもできます。

Fintokeiの最大ロット数に制限はありますか?

1回の注文で発注できる最大ロット数は、FX・貴金属・原油関連が1,000ロット、US100が600ロットです。あわせて、同時に保有できるオープンポジションと保留注文は合計200件までと決められています。グリッド系のEAを使う場合は、この件数の上限にも気を配ってください。

Fintokeiで出金拒否はありますか?

悪質な出金拒否が確認された事例はありません。ただし禁止取引が確認されて失格になった口座には、プラン料金の返金も報酬の支払いも行われないと公式サポートに明記されています。報酬が受け取れないケースは、いずれも規約違反が前提です。

Fintokeiの口座が凍結されることはありますか?

複数口座間の両建てや複数プロフィールの作成など、システム悪用にあたる行為が確認された場合は関連する全口座とプロフィールが閉鎖されます。通常の取引で口座が閉鎖されることはありません。なお、これはFintokeiの口座に関する話で、利用者の銀行口座が凍結されるわけではありません。

Fintokeiでプロに認定されたらどうなりますか?

チャレンジプランのステップ2を通過するとプロトレーダーになり、利益目標のない口座で運用を続けられます。1日-5%・全体-10%の損失率と最大リスク3%は、プロトレーダー口座でもそのまま継続する規定です。なお口座はすべてデモ環境であり、デモ環境の利益がそのまま現実に還元されるものではありません。

Fintokeiはどこの国のプロップファームですか?

運営はチェコ共和国ブルノに拠点を置くFintokei a.s.です。日本語のサポートページと日本語公式サイトが用意されており、報酬は日本円でも受け取れます。

Fintokeiは違法ではないですか?

Fintokeiはデモ環境での教育と評価を提供する企業であり、金融サービスを提供していないため規制の対象外です。そのため金融ライセンスは保有しておらず、日本の金融庁の警告リストにも掲載されていません。ライセンスを持つブローカーとは業態が異なる点を理解したうえで利用してください。

Fintokeiの禁止事項は10秒ルールと3%ルールの理解が最大のポイント

Fintokeiの禁止事項は14項目ありますが、一般的なトレーダーが実際に触れる可能性があるのは2つだけです。

1つは10秒未満のティックスキャルピング、もう1つは初期資金の3%を超えるオープンポジションのリスクになります。

残る項目は、他人の取引をコピーしない・口座をまたいで両建てしない・本人名義で登録して取引するという当たり前の運用で回避できます。

禁止されていると誤解されがちな手法の大半は、実際には使える点も押さえておいてください。

誤解されやすい手法実際の扱い
スキャルピング10秒以上の保有なら制限なし
ナンピン・マーチンゲール2025年7月に解禁(3%ルールには注意)
EA(自動売買)ロジックが自分のものなら可能
両建て同一口座内なら可能
指標トレード制限なし(分析なしの大口は対象)
誤解されやすい手法の実際の扱い〔2026年8月時点〕

1回のリスクを0.5〜1%に抑え、決済までの時間を10秒以上に保つ。

この2つを守れば、禁止事項を意識せずに評価へ集中できます。

運用デモ資金は最大5,000万円

公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次