XMのマイクロ口座は、1ロットの通貨量をスタンダード口座の100分の1にした少額取引向けの口座です。
スプレッドも最大レバレッジ1,000倍も取扱銘柄もスタンダード口座と同じで、変わるのは取引の数量だけという設計になっています。
そのため「初心者向けの簡易版口座」という理解は正確ではありません。
一方で、1回の注文が100ロット(10万通貨)で頭打ちになる点や、獲得できるXMポイントが100分の1になる点は、開設してから気づくと戻りにくい制約です。
この記事では、マイクロ口座の基本スペックから、1ロットあたりの必要証拠金と損益額、スタンダード口座との差分、開設手順までを公式情報にもとづいて解説します。
数値はすべて2026年9月時点のもので、円換算は1ドル150円を前提にしています。
- 最小10通貨からの少額取引が可能
- スタンダード口座と同条件で取引可能
- 口座開設・入金ボーナスを利用可能
- 最低入金額5ドルから取引を始められる
- EA(自動売買)の検証に低リスクで利用可能
- ロイヤルティステータスを維持しやすい
- 1回の取引で狙える利益が小さい
- 獲得XMPが100分の1になる
- 最大ロット数が小さく大口取引には不向き
- デモ口座ではマイクロ口座を選べない
- 90日間の放置で口座維持手数料が発生
XMのマイクロ口座の基本スペック一覧表
マイクロ口座は、XMが提供する4つの口座タイプのうち最も小さい単位で取引できる口座です。
1ロットが1,000通貨に設定されており、スタンダード口座の10万通貨に対して100分の1の数量になります。
ただし変わるのは数量だけで、スプレッド・最大レバレッジ・取引手数料・取扱銘柄・ボーナスの条件はスタンダード口座と共通です。
この章では、まず口座単体のスペックを確定させ、そのうえで4口座に共通する部分を切り分けましょう。
以降の章で扱うのは、共通部分ではなくマイクロ口座だけの差分です。
それぞれの中身を順番に見ていきます。
マイクロ口座の基本スペック早見表
マイクロ口座の取引条件を1つの表にまとめました。
最も重要なのは1ロット=1,000通貨という契約サイズで、この1行がマイクロ口座のすべての特徴の出発点になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 1ロットの通貨量 | 1,000通貨 |
| 最小取引サイズ | MT4:0.01ロット(10通貨) MT5:0.1ロット(100通貨) |
| 最大取引サイズ | 100ロット(10万通貨) |
| 最低入金額 | 5ドル |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 |
| 最小スプレッド | 1.0pips |
| 取引手数料 | 無料 |
| 口座開設ボーナス | 13,000円(対象) |
| 入金ボーナス | 100%+20%(対象) |
| スワップフリー | 対象外 |
| 基本通貨 | USD・EUR・JPY |
| プラットフォーム | MT4・MT5 |
最小取引サイズはプラットフォームによって10倍の差があり、より小さく刻みたい場合はMT4を選ぶ必要があります。
公式の口座タイプページには「最小取引サイズ0.01ロット」とだけ記載されていますが、MT5では0.1ロットが下限です。
口座開設フォームでプラットフォームを選ぶ時点で決まってしまうため、この点は開設前に判断しておいてください。
全口座タイプに共通するスペック
次に、口座タイプを変えても同じになる部分を先に切り分けておきます。
下の表の項目は4口座で共通しているため、口座選びの判断材料にはなりません。
| 項目 | 全口座共通の内容 |
|---|---|
| マージンコール | 50% |
| ロスカット | 20% |
| ゼロカット | あり(追証なし) |
| 注文執行方式 | マーケット執行(リクオートなし) |
| 両建て | 可能 |
| EA(自動売買) | 利用可能 |
| スキャルピング | 制限なし |
| 基本通貨 | USD・EUR・JPY |
| 口座開設ボーナス | 13,000円 |
| 最低入金額 | 5ドル |
| 同時保有できる口座数 | 最大8口座 |
口座タイプによって実際に変わるのは、1ロットの通貨量・スプレッド・取引手数料・入金ボーナスの対象可否・スワップフリーの5項目だけです。
本記事でも、以降はこの5項目を軸に解説していきます。
\1ロット1,000通貨から取引できる/
公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp/
XMのマイクロ口座のメリット
ここからは、他の3口座と比べたときにマイクロ口座が持つ強みを並べます。
結論を先に置くと、マイクロ口座の価値は「スタンダード口座の取引条件を維持したまま、リスクだけを100分の1に下げられること」に集約されます。
条件を我慢して少額取引を手に入れる口座ではありません。
6つのメリットを1つずつ確認しましょう。
最小10通貨からの少額取引が可能
マイクロ口座の最大の特徴は、MT4なら0.01ロット=10通貨という極端に小さい単位で発注できることです。
ドル円を10通貨だけ持つということは、取引金額にすると1,500円分にしかなりません。
スタンダード口座の下限である0.01ロットは1,000通貨なので、同じ「0.01ロット」でも実際の取引金額は100倍違います。
国内FXの1,000通貨口座と比べても、さらに100分の1の単位から始められる計算です。
| 口座・サービス | 最小取引単位 | ドル円での取引金額 |
|---|---|---|
| XMマイクロ口座(MT4) | 10通貨 | 約1,500円 |
| XMマイクロ口座(MT5) | 100通貨 | 約15,000円 |
| XMスタンダード口座 | 1,000通貨 | 約15万円 |
| 国内FXの少額口座(一般的な例) | 1,000通貨 | 約15万円 |
この単位なら、損切りの練習や新しい手法の試運転を、失っても影響のない金額で回せます。
デモ取引と違って自分の資金が動くため、心理的な負荷まで含めて再現できる点も実口座ならではでしょう。
スタンダード口座と同条件で取引可能
マイクロ口座を「初心者専用の制限付き口座」と誤解している人は少なくありません。
実際には、数量以外の取引条件はスタンダード口座と完全に同じです。
スプレッドも最大レバレッジも取引手数料も、公式のスペック上で差はありません。
| 項目 | マイクロ口座 | スタンダード口座 |
|---|---|---|
| 最小スプレッド | 1.0pips | 1.0pips |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
| 取引手数料 | 無料 | 無料 |
| 取扱銘柄 | 全カテゴリー | 全カテゴリー |
| 口座開設ボーナス | 対象 | 対象 |
| 入金ボーナス | 対象 | 対象 |
| 1ロットの通貨量 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
違うのは最下行の1項目だけです。
つまりマイクロ口座は、条件を落とした入門用の口座ではなく、スタンダード口座の目盛りを細かくしたものだと考えてください。
口座開設・入金ボーナスを利用可能
XMの4口座のうち、入金ボーナスの対象はマイクロ口座とスタンダード口座だけです。
KIWAMI極口座とゼロ口座は、スプレッドが狭い代わりに入金ボーナスが一切使えません。
資金が少ないほどボーナスによる証拠金の底上げ効果は大きくなるため、少額から始める層にとってこの差は決定的です。
| 口座タイプ | 口座開設ボーナス | 入金ボーナス |
|---|---|---|
| マイクロ | 13,000円 | 対象 |
| スタンダード | 13,000円 | 対象 |
| KIWAMI極 | 13,000円 | 対象外 |
| ゼロ | 13,000円 | 対象外 |
入金ボーナスの具体的な付与額と条件は、後半のボーナスの章で詳しく扱います。
最低入金額5ドルから取引を始められる
マイクロ口座の最低入金額は5ドル(約750円)で、スタンダード口座やKIWAMI極口座と同じ水準です。
口座開設ボーナスの13,000円と組み合わせれば、入金せずに取引を始めることもできます。
ただし入金手段ごとに実質的な下限額が設定されている点には注意してください。
- クレジットカードは少額でも決済手数料が相対的に重くなる
- 国内銀行送金は金融機関側の振込手数料がかかる
- 入金ボーナスは入金額に対して付与されるため、少額入金では付与額も小さい
- 出金時は入金と同じ経路に戻す必要がある
入金方法ごとの下限と反映時間は「XMの最低入金額」にまとめています。
EA(自動売買)の検証に低リスクで利用可能
マイクロ口座の価値は、EAのフォワードテスト用口座として使うときに際立つでしょう。
デモ口座では約定の遅れやスリッページが実際の環境と一致しないため、バックテストの成績がそのまま再現されないことがあります。
マイクロ口座なら実際の約定環境のまま、損失額だけを100分の1に抑えて検証を回せます。
しかもXMのデモ口座ではマイクロ口座を選べないため、小ロットでの検証は実口座で行うしかありません。
| 検証方法 | 約定環境の再現 | 1回の損失額の目安 |
|---|---|---|
| バックテスト | 再現されない | 0円 |
| デモ口座(スタンダード) | 一部再現されない | 0円 |
| マイクロ口座(0.01ロット) | 実環境そのまま | 10pipsで約15円 |
| スタンダード口座(0.01ロット) | 実環境そのまま | 10pipsで約1,500円 |
EAの稼働そのものに制限はないものの、禁止事項に該当する手法は口座凍結の対象です。
該当する取引の範囲は「XMの禁止事項」で確認してください。
ロイヤルティステータスを維持しやすい
XMのロイヤルティプログラムには、取引を続けるほど還元率が上がるステータス制度があります。
マイクロ口座でもこのプログラムの対象になるため、小さなロットで取引を続けてもステータスは進みます。
取引を止めると降格する仕組みなので、資金を抑えながら口座を動かし続けたい人には相性がよい設計です。
ただし獲得できるポイントそのものは数量に比例するため、貯まる速度は大きく落ちます。
この点は次章のデメリットで詳しく扱います。
- 取引するたびにXMポイント(XMP)が貯まる
- ステータスはBronzeからEliteまでの5段階
- ステータスが上がると1ロットあたりの付与ポイントが増える
- 貯めたXMPはボーナスまたは出金可能残高に交換できる
- 一定期間取引がないとステータスは降格する
XMのマイクロ口座のデメリット・注意点
マイクロ口座には、開設したあとで気づくと取り返しがつきにくい制約がいくつかあります。
特に注意したいのは、既存の口座はあとから口座タイプを変更できないという仕様です。
この章では、事前に把握しておきたい5点に絞って整理します。
順に見ていきましょう。
1回の取引で狙える利益が小さい
数量が100分の1になるということは、同じ値幅でも損益が100分の1になるということです。
ドル円が10pips動いたとき、マイクロ口座の1ロットで得られる利益は約150円にとどまります。
スタンダード口座の同じ1ロットなら15,000円です。
| 値幅 | マイクロ1ロット | スタンダード1ロット |
|---|---|---|
| 1pips | 15円 | 1,500円 |
| 10pips | 150円 | 15,000円 |
| 50pips | 750円 | 75,000円 |
| 100pips | 1,500円 | 150,000円 |
資金を大きく増やすことが目的なら、マイクロ口座は構造的に向いていません。
裏を返せば損失も同じ比率で小さくなるので、練習と検証に使う口座として割り切るのが現実的な使い方です。
獲得XMPが100分の1になる
ロイヤルティプログラムのポイントは取引数量に応じて付与されます。
マイクロ口座の1ロットは1,000通貨なので、獲得できるXMPもスタンダード口座の100分の1になります。
ステータス自体は維持できても、キャッシュバックの実額はほとんど積み上がりません。
下の表は、同じ回数だけ取引した場合の還元額の差をBronzeステータスで試算したものです。
| 月間の取引量 | マイクロ口座の還元額 | スタンダード口座の還元額 |
|---|---|---|
| 10ロット | 約10円 | 約1,000円 |
| 50ロット | 約50円 | 約5,000円 |
| 100ロット | 約100円 | 約10,000円 |
キャッシュバックを収益源に組み込む戦略とは噛み合わないと考えてください。
XMPを重視するなら、スタンダード口座で通常ロットを扱うほうが合理的です。
最大ロット数が小さく大口取引には不向き
マイクロ口座は1回の注文で100ロット(10万通貨)が上限です。
これはスタンダード口座のわずか1ロット分にあたります。
資金が増えて1回に数万通貨を動かすようになると、注文を分割しなければならず手間が増えていきます。
| 口座タイプ | 1注文の上限 | 通貨量に換算 |
|---|---|---|
| マイクロ | 100ロット | 10万通貨 |
| スタンダード | 50ロット | 500万通貨 |
| KIWAMI極 | 50ロット | 500万通貨 |
| ゼロ | 50ロット | 500万通貨 |
マイクロ口座は、資金が育つ前提で使う一時的な口座だと位置づけるのが妥当でしょう。
乗り換えの目安については、後半の「おすすめしない人」で具体的な金額とともに示します。
デモ口座ではマイクロ口座を選べない
XMのデモ口座で選択できる口座タイプにマイクロ口座は含まれていません。
公式ヘルプセンターでもMicroのデモ口座は提供していないと明記されています。
デモで試してから決めたい場合は、Standardデモ口座を使うことになります。
ただしStandardデモでは1ロットが10万通貨なので、マイクロ口座の数量感は再現できません。
- デモ口座では選べないため、リアル口座を開設する
- 入金せず口座開設ボーナスだけで試すこともできる
- 最小の0.01ロット(MT4)なら1回の損失は数十円に収まる
- 口座は最大8つまで持てるため、検証用に1つ追加しても支障はない
90日間の放置で口座維持手数料が発生
90日間まったく取引がない口座は休眠口座として扱われます。
休眠状態になると、残高がある限り毎月5ドルの口座維持手数料が差し引かれていきます。
マイクロ口座は検証用として作ったまま放置されやすいため、この条項に触れる可能性は他の口座より高いでしょう。
残高が少ない口座では、数か月で残高そのものが消えてしまいます。
- 90日に1回、最小ロットでもよいので取引する
- 使わない口座は残高を0にしておく
- ボーナスは休眠になった時点で消滅する
- 残高が0の口座に維持手数料は発生しない
口座を整理したい場合は解約もできますが、再開設の手間を考えると残高を0にして残す判断も選択肢になります。
XMのマイクロ口座のスプレッド
「マイクロ口座はスプレッドが広い」という説明を見かけますが、これは正確ではありません。
マイクロ口座のスプレッドはスタンダード口座と同一で、公式のスペック上も実際の配信でも差はつけられていません。
広いと感じられる理由は、比較対象がKIWAMI極口座やゼロ口座になっているからです。
この章では主要通貨ペアとゴールドの水準を示したうえで、4口座の中での位置づけを確定させます。
具体的な数値から確認していきます。
主要通貨ペアの平均スプレッド一覧
まず主要5通貨ペアの平均スプレッドです。
最小値ではなく平均値を並べているため、公式サイトの「最狭1.0pips」という表記よりも実感に近い数字になります。
| 通貨ペア | 平均スプレッド | 1ロット往復のコスト |
|---|---|---|
| USD/JPY | 1.6pips | 約24円 |
| EUR/USD | 1.6pips | 約24円 |
| EUR/JPY | 2.3pips | 約35円 |
| GBP/JPY | 3.6pips | 約54円 |
| AUD/JPY | 2.9pips | 約44円 |
注目したいのは右端の列で、1ロット往復でも数十円のコストにしかなりません。
スプレッドの広さそのものより、取引する数量が小さいことのほうが金額への影響は大きいと言えます。
XMの中で比較的狭いのはドル円とユーロドルで、ポンド円やエキゾチック通貨は倍以上に開きます。
ゴールド(GOLD)の平均スプレッド
XMで最も検索されている銘柄がゴールドです。
マイクロ口座ではゴールドの契約サイズも100分の1になり、1ロット=1オンスで取引できます。
スプレッドの水準自体はスタンダード口座と同じですが、数量が違うため往復コストの絶対額は大きく変わります。
| 口座タイプ | 1ロットの数量 | 平均スプレッド | 1ロット往復のコスト |
|---|---|---|---|
| マイクロ | 1オンス | 3.5pips | 約53円 |
| スタンダード | 100オンス | 3.5pips | 約5,250円 |
| KIWAMI極 | 100オンス | 1.8pips | 約2,700円 |
ゴールドは値動きが大きく、数量を抑えて練習したい銘柄の代表格です。
1オンス単位で持てるのはXMの4口座の中でマイクロ口座だけなので、この用途では他に代えがききません。
ゴールドの取引環境そのものは「海外FXでゴールド取引するならXMとFXGT」で業者間の比較をしています。

スタンダード口座と同水準のスプレッド
マイクロ口座とスタンダード口座のスプレッドは、公式のスペック上どちらも最狭1.0pipsで統一されています。
配信される価格も同じソースから供給されるため、口座タイプによる有利不利はありません。
一部の解説記事では「マイクロ口座のほうが広い」と書かれていますが、公式の条件表とは一致しません。
もし体感で差を感じる場合は、計測した時間帯か銘柄のどちらかが異なっている可能性が高いでしょう。
- 同じ時刻・同じ銘柄で比較する
- 最小値ではなく平均値で比較する
- マイクロ口座はシンボル末尾が異なるため、気配値では別の行に表示される
- スプレッドは変動制で、経済指標の前後は一時的に開く
KIWAMI極・ゼロ口座とのスプレッド比較
低コストを最優先するなら、選ぶべきはマイクロ口座ではありません。
XMの中でスプレッドが狭いのはKIWAMI極口座とゼロ口座で、マイクロ口座は4口座で最も広い部類にあたります。
ただしこの2口座は入金ボーナスの対象外です。
| 口座タイプ | 最小スプレッド | 取引手数料 | 入金ボーナス |
|---|---|---|---|
| マイクロ | 1.0pips | 無料 | 対象 |
| スタンダード | 1.0pips | 無料 | 対象 |
| KIWAMI極 | 0.6pips | 無料 | 対象外 |
| ゼロ | 0.0pips | 1ロット往復10ドル | 対象外 |
資金が数万円の段階では、スプレッド差で削れる金額よりボーナスで増える証拠金のほうが大きくなります。
コスト重視の口座へ移るのは、取引量が増えてボーナスの効果を上回ってからで構いません。
スプレッドが広がりやすい時間帯
スプレッドは常に一定ではなく、流動性が落ちる場面で大きく開きます。
特に日本時間の早朝5時から7時ごろは、平常時の数倍まで広がることも珍しくありません。
少額取引では証拠金に対するスプレッドの比率が相対的に重くなるため、この時間帯を避けるだけで成績が変わります。
| 場面 | スプレッドの傾向 | 対処 |
|---|---|---|
| 早朝5時〜7時 | 平常時の2〜5倍 | 新規注文を控える |
| 経済指標の発表前後 | 一時的に急拡大 | 発表をまたがない |
| 週明けの窓開け | 始値前後で拡大 | 月曜の寄り付きを避ける |
| クリスマス・年末年始 | 期間を通じて拡大 | 取引量を落とす |
取引時間そのものの一覧は、後半のゴールドの章であわせて紹介します。
リアルタイムスプレッドの確認方法
いま実際にいくらのスプレッドが配信されているかは、2つの方法で確認できます。
ひとつはXM公式のリアルタイムスプレッド一覧ページ、もうひとつはMT4・MT5の気配値ウィンドウです。
マイクロ口座で確認する場合は、末尾にmicroが付いたシンボルを選ぶ必要があります。
- 気配値ウィンドウを開く
- ウィンドウ内で右クリックして「スプレッド」にチェックを入れる
- 表示された銘柄一覧から末尾がmicroのシンボルを選ぶ
- 目的の銘柄が出ていない場合は「銘柄」から表示対象に追加する
口座タイプ別・銘柄別の詳しい一覧は「XMのスプレッド一覧」にまとめています。

XMのマイクロ口座のロット計算と必要証拠金
マイクロ口座を選ぶかどうかは、最終的に「1ロットでいくら動くのか」を把握できるかどうかで決まります。
結論から言えば、マイクロ口座の1ロットは1,000通貨で、ドル円なら取引金額にして約15万円分です。
レバレッジ1,000倍なら、その1ロットを持つのに必要な証拠金は150円ほどにしかなりません。
この章では、ロットの単位から必要証拠金と損益額までを順に計算していきます。
順番に数字を追っていきましょう。
マイクロ口座の1ロットは1,000通貨
FXにおけるロットは取引数量の単位で、業者と口座タイプによって中身が変わります。
XMの場合、マイクロ口座だけが1ロット=1,000通貨で、残りの3口座は10万通貨です。
同じ「1ロット」という言葉でも、口座を間違えると100倍の数量を発注してしまう点には注意してください。
| 口座タイプ | 1ロットの通貨量 | ドル円での取引金額 |
|---|---|---|
| マイクロ | 1,000通貨 | 約15万円 |
| スタンダード | 10万通貨 | 約1,500万円 |
| KIWAMI極 | 10万通貨 | 約1,500万円 |
| ゼロ | 10万通貨 | 約1,500万円 |
取引金額そのものが大きく見えても、実際に用意する資金はレバレッジで割った金額です。
必要証拠金は後ほど個別に計算します。
最小ロットはMT4が0.01・MT5が0.1
マイクロ口座の下限は、選んだプラットフォームによって10倍の差があります。
MT4なら0.01ロット=10通貨、MT5なら0.1ロット=100通貨が最小単位です。
公式の口座タイプ比較ページには0.01ロットとだけ書かれていますが、MT5ではこの値まで刻めません。
可能な限り小さく取引したいなら、開設時にMT4を選ぶのが答えになります。
| プラットフォーム | 最小ロット | 通貨量 | ドル円の取引金額 |
|---|---|---|---|
| MT4 | 0.01ロット | 10通貨 | 約1,500円 |
| MT5 | 0.1ロット | 100通貨 | 約15,000円 |
プラットフォームは口座ごとに固定され、開設後の変更はできません。
後から変えたくなった場合は、追加口座を作り直すことになります。
最大ロット数と最大保有ポジション数
上限も押さえておきましょう。
マイクロ口座は1回の注文が100ロット(10万通貨)までで、同時に保有できるポジションは200までです。
上限に達すると新規の注文が通らなくなり、エラーとして返されます。
| 項目 | マイクロ口座 | 通貨量に換算 |
|---|---|---|
| 1注文の最小 | 0.01ロット(MT4) | 10通貨 |
| 1注文の最大 | 100ロット | 10万通貨 |
| 同時保有ポジション数 | 200 | — |
ナンピンや分割エントリーを多用する手法でも、200という枠に収まるかは事前に確認してください。
マイクロ口座は1回あたりが小さいぶん、ポジション数が増えやすい設計だと言えます。
1ロットあたりの必要証拠金
必要証拠金は「取引金額 ÷ レバレッジ」で求められます。
ドル円1ロット(1,000通貨)をレバレッジ1,000倍で持つ場合、必要な証拠金は約150円です。
スタンダード口座の同じ1ロットなら約15,000円になります。
| ロット数 | 通貨量 | 必要証拠金(1,000倍) | スタンダード口座の同ロット |
|---|---|---|---|
| 0.01ロット | 10通貨 | 約1.5円 | 約150円 |
| 0.1ロット | 100通貨 | 約15円 | 約1,500円 |
| 1ロット | 1,000通貨 | 約150円 | 約15,000円 |
| 10ロット | 1万通貨 | 約1,500円 | 約15万円 |
| 100ロット | 10万通貨 | 約15,000円 | 取引不可(上限50ロット) |
口座開設ボーナスの13,000円だけでも、マイクロ口座なら80ロット以上を建てられる計算です。
ただし証拠金ぎりぎりまで建てるとロスカット水準の20%にすぐ触れてしまいます。
実際には余力を十分に残した数量で運用してください。
1pipsあたりの損益額の計算方法
必要証拠金と並んで把握しておきたいのが、値動き1単位あたりの損益額です。
ドル円のようなクロス円では、1pips=0.01円なので、通貨量に0.01を掛ければ求められます。
マイクロ口座の1ロットなら1,000通貨 × 0.01円で15円です。
下の表は、ドル円とゴールドの損益額をロット数ごとに並べたものです。
| ロット数 | ドル円1pips | ドル円10pips | ゴールド1ドル | ゴールド10ドル |
|---|---|---|---|---|
| 0.01ロット | 0.15円 | 1.5円 | 1.5円 | 15円 |
| 0.1ロット | 1.5円 | 15円 | 15円 | 150円 |
| 1ロット | 15円 | 150円 | 150円 | 1,500円 |
| 10ロット | 150円 | 1,500円 | 1,500円 | 15,000円 |
| 100ロット | 1,500円 | 15,000円 | 15,000円 | 150,000円 |
ゴールドは1日で10ドル以上動くことも多く、同じロット数でもドル円より損益の振れ幅は大きくなります。
銘柄をまたいでロット数をそろえるのではなく、損益額をそろえて数量を決めるのが実務的な考え方です。
XM公式のロット計算ツールの使い方
ここまでの計算は、XM公式の証拠金計算ツールでも確認できます。
重要なのは、口座タイプでMicroを選ぶことです。
ここを間違えると、100倍の数量で計算された必要証拠金が表示されてしまいます。
- 口座の基本通貨(JPYなど)を選ぶ
- 口座タイプで「Micro」を選ぶ
- 銘柄と取引したいロット数を入力する
- レバレッジを選ぶ
- 表示された必要証拠金を確認する
許容できる損失額から適正ロットを逆算したい場合は、先に1pipsあたりの損益額を出してから割り戻してください。
ロットの考え方そのものは「XMのロット完全ガイド」で詳しく解説しています。

XMのマイクロ口座で取引できる銘柄
マイクロ口座で扱える銘柄は、スタンダード口座とまったく同じです。
ただしマイクロ仕様の少額取引が適用されるのはFX通貨ペアとゴールド・シルバーだけで、株価指数や仮想通貨CFDは他の口座と同じ数量になります。
この線引きを知らないまま株価指数を発注すると、想定の100倍の金額を動かすことになりかねません。
この章では取扱カテゴリーと契約サイズ、そして銘柄が表示されないときの対処までを扱います。
カテゴリーの全体像から確認します。
取扱銘柄は7カテゴリーに対応
XMは全口座タイプで7つのカテゴリーを取り扱っています。
マイクロ口座も例外ではなく、取引できる銘柄に制限はありません。
ただしマイクロ仕様が効くカテゴリーは限られます。
| カテゴリー | 取扱 | マイクロ仕様(1/100) |
|---|---|---|
| FX通貨ペア | あり | 適用される |
| 貴金属(ゴールド・シルバー) | あり | 適用される |
| 株価指数CFD | あり | 適用されない |
| 株式デリバティブ | あり | 適用されない |
| コモディティ | あり | 適用されない |
| エネルギー | あり | 適用されない |
| 仮想通貨CFD | あり | 適用されない |
つまり少額取引という利点を活かせるのは、FXとゴールド・シルバーに限られるということです。
株価指数や仮想通貨を小さく取引したい場合、マイクロ口座を選んでも数量は変わりません。
通貨ペアの取扱数と主要銘柄
FX通貨ペアはメジャー・マイナー・エキゾチックの3区分で提供されています。
取扱通貨ペア数に口座タイプによる差はありません。
マイクロ口座だから扱える通貨ペアが少ない、ということは起こりません。
| 区分 | 代表的な銘柄 | スプレッドの傾向 |
|---|---|---|
| メジャー | USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD | 最も狭い |
| マイナー(クロス円ほか) | EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY | 中程度 |
| エキゾチック | USD/TRY・USD/ZARなど | 大きく広がる |
少額で練習する段階では、値動きが比較的素直なメジャー通貨から始めるのが無難でしょう。
ゴールド(GOLD)の取引条件と1ロットの数量
マイクロ口座のゴールドは、1ロットが1オンスです。
他の3口座は100オンスなので、ここでも100分の1の数量になります。
金価格が1オンス3,500ドルなら、1ロットの取引金額は約52万円です。
シルバーも同様にマイクロ仕様が適用され、1ロットは50オンスになります。
| 銘柄 | マイクロ口座 | 他の3口座 |
|---|---|---|
| ゴールド(GOLD) | 1オンス | 100オンス |
| シルバー(SILVER) | 50オンス | 5,000オンス |
| FX通貨ペア | 1,000通貨 | 10万通貨 |
| その他CFD | 他口座と同じ | — |
ゴールドはスワップフリーの対象外なので、日をまたぐとスワップが積み上がります。
長期で持つつもりならKIWAMI極口座のほうが構造的に有利です。
ゴールドが取引できないときの原因と対処法
「ゴールドが取引できない」という状況には、いくつか典型的な原因があります。
マイクロ口座で特に多いのは、シンボル末尾のmicroを選べていないケースです。
気配値に表示されていない銘柄は発注画面にも出てきません。
| 原因 | 症状 | 対処 |
|---|---|---|
| 取引時間外 | チャートが動かない | ゴールドの取引時間を確認する |
| シンボル表記の違い | GOLDmicroが見つからない | 気配値の「銘柄」から追加する |
| 気配値に未表示 | 発注画面に出てこない | 銘柄一覧で表示対象にする |
| 証拠金不足 | 注文がエラーで返る | ロット数を下げるか入金する |
| 一時的な取引停止 | 売買が拒否される | 公式のお知らせを確認する |
この5つを上から順に切り分ければ、ほとんどのケースは解決します。
銘柄ごとの取引時間は「XM取引時間完全ガイド」で一覧にしています。

仮想通貨CFDの取引条件
マイクロ口座でもビットコインなどの仮想通貨CFDを取引できます。
ただし前述のとおり、仮想通貨CFDにマイクロ仕様は適用されません。
数量はスタンダード口座と同じで、少額取引という利点は効きません。
- マイクロ仕様は適用されず、数量は他口座と同じ
- 24時間365日取引できる
- 銘柄ごとに最大レバレッジが個別に設定されている
- スワップフリーの対象外
仮想通貨を主力にするなら、マイクロ口座を選ぶ理由はほとんどないと言えます。
口座タイプごとにシンボル表記が異なる
XMは口座タイプごとに銘柄のシンボル表記を分ける仕様です。
マイクロ口座の銘柄は末尾にmicroが付いた表記になります。
EAやインジケーターで銘柄を指定する際、この表記を合わせないとエラーが返されます。
| 口座タイプ | ドル円の表記 | ゴールドの表記 |
|---|---|---|
| マイクロ | USDJPYmicro | GOLDmicro |
| スタンダード | USDJPY | GOLD |
| KIWAMI極 | USDJPY# | GOLD# |
| ゼロ | USDJPY. | GOLD. |
複数の口座タイプを併用していると、チャートを開いたつもりが別口座の銘柄だったという取り違えも珍しくありません。
発注前に、気配値とチャートの表記が一致しているか確認してください。
XMのマイクロ口座のレバレッジ
マイクロ口座の最大レバレッジは1,000倍で、スタンダード口座やKIWAMI極口座と同じ水準です。
ただしこの1,000倍は常に使えるわけではなく、口座の有効証拠金が増えると段階的に引き下げられます。
判定は保有している全口座の合計で行われる点が見落とされがちです。
それぞれ見ていきます。
最大レバレッジは1,000倍
XMの4口座のうち、1,000倍を使えるのはマイクロ・スタンダード・KIWAMI極の3口座です。
ゼロ口座だけが上限500倍に設定されています。
マイクロ口座はもともと数量が小さいため、1,000倍と組み合わせると必要証拠金は極端に小さく収まります。
| 口座タイプ | 最大レバレッジ | ドル円1ロットの必要証拠金 |
|---|---|---|
| マイクロ | 1,000倍 | 約150円 |
| スタンダード | 1,000倍 | 約15,000円 |
| KIWAMI極 | 1,000倍 | 約15,000円 |
| ゼロ | 500倍 | 約30,000円 |
証拠金が小さく済むということは、同じ資金でより多くのポジションを持てるということでもあるでしょう。
建てすぎればロスカットも近づくため、余力の管理は数量が小さくても必要です。
有効証拠金4万ドル超で500倍に制限される
XMには有効証拠金に応じた4段階のレバレッジ制限があります。
判定の対象は1つの口座ではなく、保有している全口座の有効証拠金の合計です。
マイクロ口座を検証用として小額で使っていても、他の口座の残高が大きければ制限を受けます。
| 有効証拠金の合計 | 最大レバレッジ |
|---|---|
| 40,000ドル以下 | 1,000倍 |
| 40,001〜80,000ドル | 500倍 |
| 80,001〜200,000ドル | 200倍 |
| 200,001ドル以上 | 100倍 |
マイクロ口座の想定利用者がこの水準に達することは多くありません。
ただし追加口座と合算される仕様である以上、資金が増えた段階では意識しておいてください。
銘柄ごとに最大レバレッジが異なる
最大1,000倍が適用されるのはFX通貨ペアです。
株価指数・コモディティ・株式デリバティブ・仮想通貨CFDには、銘柄ごとに固定のレバレッジが設定されています。
ゴールドも通貨ペアとは別枠の扱いです。
- 貴金属(ゴールド・シルバー)
- 株価指数CFD
- 株式デリバティブ
- コモディティ・エネルギー
- 仮想通貨CFD
発注前に必要証拠金が想定どおりか、証拠金計算ツールで確認しておくと取り違えを防げます。
レバレッジの確認・変更方法
設定中のレバレッジは会員ページとXMのアプリから確認できます。
変更も同じ画面から申請でき、反映は即時です。
ただしポジションを保有している間は変更できません。
- 保有中のポジションをすべて決済する
- 会員ページにログインする
- 対象の口座を選び「レバレッジの変更」を開く
- 希望するレバレッジを選んで申請する
口座を複数持っている場合は、どの口座の設定を変えているのかを必ず確認してください。
XMのマイクロ口座で利用できるボーナス
ボーナスの観点では、マイクロ口座はXMの4口座で最も条件が良い部類に入ります。
口座開設ボーナスと入金ボーナスの両方を使えるのは、マイクロ口座とスタンダード口座だけだからです。
資金が小さいほどボーナスによる証拠金の底上げは効くため、この章はマイクロ口座を選ぶ根拠そのものになります。
受け取れるものから確認していきます。
口座開設ボーナス(13,000円)
本人確認を完了すると、入金しなくても13,000円分のボーナスを受け取れます。
マイクロ口座なら、この13,000円が80ロット以上の証拠金に相当する計算です。
同じ13,000円でもスタンダード口座なら0.8ロット分にしかならず、マイクロ口座のほうが相対的な価値は大きいと言えるでしょう。
| 口座タイプ | 13,000円で建てられるロット数 | 通貨量 |
|---|---|---|
| マイクロ | 約86ロット | 約8.6万通貨 |
| スタンダード | 約0.86ロット | 約8.6万通貨 |
動かせる通貨量そのものは同じですが、マイクロ口座なら注文を細かく分けて何度も検証を回せます。
ボーナス額はキャンペーンによって変動するため、申し込み時点の金額を公式で確認してください。
入金ボーナス(100%+20%)を利用可能
入金ボーナスは2段階で用意されています。
入金額の100%(上限500ドル)と、それを超える部分への20%(上限10,000ドル)です。
5万円を入金すれば証拠金は約10万円まで増え、建てられるロット数も倍になります。
| 入金額 | ボーナス額 | 合計証拠金 |
|---|---|---|
| 1万円 | 1万円 | 2万円 |
| 5万円 | 5万円 | 10万円 |
| 10万円 | 7.5万円 | 17.5万円 |
| 30万円 | 11.5万円 | 41.5万円 |
入金額が小さいほど、ボーナスの付与率は100%に近づく設計です。
詳しい条件と対象外になるケースは「XM入金ボーナス完全ガイド」にまとめています。
XMポイント(XMP)は100分の1で加算
ロイヤルティプログラムはマイクロ口座も対象です。
ただし付与されるポイントは取引数量に比例するため、実際に貯まる量は100分の1にとどまります。
ステータスは維持しやすい一方、還元額そのものはほとんど期待できません。
- 付与量は取引したロットの通貨量に比例する
- 1XMP=1ドルのボーナス、15XMP=1ドルの出金可能残高に交換できる
- ステータスは取引の継続状況で上下する
- 一定期間取引がないとポイントは失効する
キャッシュバックを重視するなら、通常ロットを扱える口座に移るのが合理的な判断です。
口座間の資金移動でボーナスが消滅
ここが最も損をしやすい落とし穴です。
マイクロ口座からスタンダード口座へ資金を移すと、移動した金額に応じてボーナスが消滅します。
資金が育って口座を乗り換えるときに、まさに直面する仕様です。
消滅したボーナスは移動先の口座に引き継がれません。
- 移動する前に、ボーナス分を使い切る前提で取引する
- 出金でも同じ比率でボーナスが消滅する
- 乗り換え先の口座で改めて入金ボーナスを受け取れるか確認する
- KIWAMI極・ゼロ口座へ移すと入金ボーナスは受け取れない
乗り換えのタイミングは、ボーナス残高が少ない時期を選ぶと損失を抑えられます。
XMのマイクロ口座と他の口座タイプの違い
ここまでの内容を、他の3口座との差分として整理し直します。
結論を先に置くと、スタンダード口座との違いは数量だけ、KIWAMI極口座との違いはスプレッドとスワップ、ゼロ口座との違いは取引手数料とレバレッジです。
最後に、取引スタイル別の選び方も示します。
1口座ずつ突き合わせていきます。
スタンダード口座との違いは1ロットの通貨量
この2口座で本当に違うのは4項目だけです。
いずれも1ロットの通貨量から派生した差で、取引条件そのものに優劣はありません。
| 項目 | マイクロ | スタンダード | 同じ/違う |
|---|---|---|---|
| 1ロットの通貨量 | 1,000通貨 | 10万通貨 | 違う |
| 最小取引サイズ | 10通貨(MT4) | 1,000通貨 | 違う |
| 1注文の上限 | 100ロット | 50ロット | 違う |
| 獲得XMP | 100分の1 | 通常 | 違う |
| スプレッド | 1.0pips〜 | 1.0pips〜 | 同じ |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 | 同じ |
| 取引手数料 | 無料 | 無料 | 同じ |
| 取扱銘柄 | 7カテゴリー | 7カテゴリー | 同じ |
| ボーナス | 口座開設・入金とも対象 | 口座開設・入金とも対象 | 同じ |
資金が10万円を超えたあたりから、マイクロ口座では数量が足りなくなっていきます。
スタンダード口座の詳しい条件は「XMスタンダード口座のスプレッドとロット」で解説しています。

KIWAMI極口座との違いはスプレッドとスワップ
KIWAMI極口座は、最小0.6pipsの低スプレッドと主要銘柄のスワップフリーが特徴の口座です。
その代わり入金ボーナスは対象外になります。
1ロットは10万通貨なので、少額での練習には向きません。
| 項目 | マイクロ | KIWAMI極 |
|---|---|---|
| 1ロットの通貨量 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
| 最小スプレッド | 1.0pips | 0.6pips |
| スワップフリー | 対象外 | 主要銘柄が対象 |
| 入金ボーナス | 対象 | 対象外 |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 1,000倍 |
ゴールドを数日以上持ち越すなら、スワップフリーの差が効いてきます。
KIWAMI極口座の条件は「XM KIWAMI極口座のスプレッドとデメリット」で詳しく扱っています。

ゼロ口座との違いは取引手数料とレバレッジ
ゼロ口座は最小0.0pipsという提示スプレッドが看板です。
ただし1ロットの取引ごとに往復10ドルの取引手数料がかかり、最大レバレッジも500倍が上限です。
マイクロ口座は取引手数料が無料なので、コストの構造そのものが違うと考えてください。
| 項目 | マイクロ | ゼロ |
|---|---|---|
| 1ロットの通貨量 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
| 最小スプレッド | 1.0pips | 0.0pips |
| 取引手数料 | 無料 | 1ロット往復10ドル |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 |
| 入金ボーナス | 対象 | 対象外 |
| XMP | 対象(100分の1) | 対象外 |
取引手数料の計算方法と実質コストは「XMゼロ口座のスプレッドと手数料」で銘柄別に比較しています。

口座タイプ別のおすすめの選び方
4口座の使い分けを1行ずつに整理すると、判断軸ははっきりします。
基準になるのは資金額と取引スタイルの2つだけです。
| こんな人 | おすすめの口座 | 理由 |
|---|---|---|
| 少額資金で練習したい | マイクロ口座 | 1ロット1,000通貨で損失を抑えられる |
| ボーナスを活用して始めたい | スタンダード口座 | 通常ロットで入金ボーナスを使える |
| スキャルピング・長期保有 | KIWAMI極口座 | 低スプレッドとスワップフリー |
| 最狭スプレッド重視 | ゼロ口座 | 提示スプレッドが0.0pips〜 |
4口座すべての条件をまとめて見比べたい場合は「XMの口座タイプ全4種類を徹底比較」を参照してください。

\4口座すべて最低入金額5ドル/
公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp/account-types
XMのマイクロ口座がおすすめの人・おすすめしない人
ここまでの条件を、読者の状況に置き換えて整理します。
マイクロ口座が向くのは資金が小さい段階と検証用途で、向かないのは利益額とコストを重視する段階です。
自分がどちらに当てはまるか確認してください。
おすすめの人①|少額資金で海外FXを始めたい初心者
1万円から5万円ほどの資金で海外FXを始めたい人には、マイクロ口座が最も合理的な選択です。
最小ロットなら1回の損失を数十円に抑えられるため、資金が一度の失敗で消えることはありません。
入金ボーナスの対象でもあるので、5万円の入金が実質10万円分の証拠金になります。
- 最小10通貨から発注でき、損失額が小さい
- 入金ボーナスで証拠金を倍にできる
- ゼロカット採用で追証が発生しない
- スプレッドと取引条件はスタンダード口座と同じ
おすすめの人②|EA・手法の検証を実口座で行いたい人
2つ目は、すでに取引経験があってEAや新しい手法を検証したい層です。
デモ口座ではマイクロ口座を選べないため、小ロットでの実環境テストはマイクロ口座でしか行えません。
スリッページや約定の遅れまで含めて、本番と同じ条件で成績を測れます。
海外FXにはHFMのセント口座のような同種の少額口座もありますが、同一業者内で使い分けられる点はXMの利点でしょう。
| 検証したい内容 | 適した口座 |
|---|---|
| EAのフォワードテスト | マイクロ口座(0.01ロット) |
| 新しい手法の試運転 | マイクロ口座(0.01〜0.1ロット) |
| ロット管理の練習 | マイクロ口座 |
| 本番運用 | スタンダード口座以上 |
おすすめしない人①|大きな利益を狙いたいトレーダー
数量が100分の1である以上、1回の取引で得られる金額も同じ比率になります。
1注文の上限100ロットでも、スタンダード口座のわずか1ロット分です。
目安として、資金が10万円を超えたらスタンダード口座への切り替えを検討してください。
| 資金額の目安 | 適した口座 | 理由 |
|---|---|---|
| 〜3万円 | マイクロ口座 | 最小ロットでも十分に回数を重ねられる |
| 3〜10万円 | マイクロ口座 | ボーナスの効果が最も大きい水準 |
| 10〜30万円 | スタンダード口座 | 数量の上限が気になり始める |
| 30万円〜 | KIWAMI極・ゼロ口座 | 取引コストの差が金額として効いてくる |
おすすめしない人②|取引コストを最優先する人
マイクロ口座のスプレッドはスタンダード口座と同じで、XMの4口座では広い部類に入ります。
スキャルピングで回数を重ねる手法なら、KIWAMI極口座との0.4pipsの差が確実に積み上がるでしょう。
またマイクロ口座はスワップフリーの対象外で、日をまたぐ取引ではスワップも差し引かれます。
コストを削ることが目的なら、最初からKIWAMI極口座を選んだほうが早いでしょう。
- マイクロ口座の最小スプレッドは1.0pipsでスタンダード口座と同水準
- KIWAMI極口座は0.6pipsで取引手数料も無料
- ゼロ口座は0.0pipsだが1ロット往復10ドルの手数料がかかる
- KIWAMI極・ゼロ口座はどちらも入金ボーナスの対象外
\最小10通貨から取引できる/
公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp/
XMのマイクロ口座の開設手順
最後に、実際に開設するまでの流れを確認します。
最も重要なのは、既存の口座はあとから口座タイプを変更できないという点です。
プラットフォームの選択も後戻りできないため、フォーム入力の時点で決めきってください。
準備するものから見ていきましょう。
口座開設に必要なもの
必要なのは本人確認書類と現住所確認書類、そしてメールアドレスの3点です。
書類の審査が完了すれば当日中に取引を始められます。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 住民票
- 公共料金の請求書(6か月以内)
- クレジットカードの明細書(6か月以内)
- 健康保険証
XMが初めての人がマイクロ口座を開設する手順
初めて利用する場合は、口座開設フォームで口座タイプに「Micro」を選びます。
同じ画面でプラットフォームも選択するため、最小ロットを重視するならMT4を指定してください。
基本通貨とレバレッジも合わせて決めます。
- 公式サイトの口座開設フォームを開く
- プラットフォーム(MT4/MT5)と口座タイプ(Micro)を選ぶ
- 個人情報と基本通貨・レバレッジを入力する
- 本人確認書類と現住所確認書類をアップロードする
- 審査完了後、口座開設ボーナスを受け取る
入力項目ごとの注意点は「XM口座開設のやり方完全ガイド」で画面つきで解説しています。
既存口座から追加口座で開設する手順
すでにXMの口座を持っている場合は、会員ページから追加口座として開設します。
本人確認は済んでいるため、数分で開設が完了します。
口座は同時に8つまで持てるので、検証用に1つ追加しても支障はありません。
| 開設できない原因 | 対処 |
|---|---|
| 本人確認が未完了 | 書類を提出して審査を通す |
| 口座数が上限に達している | 使っていない口座を解約する |
| 休眠状態の口座がある | 有効化するか解約する |
マイクロ口座からスタンダード口座へ切り替える手順
資金が増えてスタンダード口座へ移りたくなった場合、既存口座の口座タイプは変更できません。
スタンダード口座を追加開設し、資金を移動させるのが唯一の方法です。
このとき、移動した金額に応じてボーナスが消滅する点に注意してください。
- 会員ページからスタンダード口座を追加開設する
- 移動前にボーナス分を使い切る前提で取引する
- 資金移動の画面で移動元と移動先を選ぶ
- 旧口座を残す場合は90日以内に1回取引するか残高を0にする
旧口座を閉じるか残すかは、再開設の手間と休眠手数料を比べて判断してください。
口座タイプの確認方法
いま使っている口座がどのタイプかは、会員ページの口座一覧で確認できます。
口座番号からは判別できないため、必ず会員ページで確認してください。
MT4・MT5側では、気配値のシンボル表記からも見分けられます。
| 確認する場所 | 表示される内容 |
|---|---|
| 会員ページの口座一覧 | 口座タイプ名(Micro など) |
| MT4・MT5の気配値 | シンボル末尾のmicro |
| XMのアプリ | 口座詳細の口座タイプ欄 |
\入金不要で13,000円から試せる/
公式サイト:https://www.xmtrading.com/jp/promotions
XMのマイクロ口座に関するよくある質問
XMのマイクロ口座に関するよくある質問を紹介します。
- XMのマイクロ口座とはどのような口座ですか?
-
1ロットの通貨量をスタンダード口座の100分の1にした、少額取引向けの口座です。スプレッド・最大レバレッジ1,000倍・取引手数料無料・取扱銘柄・ボーナスの条件はスタンダード口座と共通で、変わるのは取引の数量だけという設計になっています。MT4なら最小10通貨から発注できるため、練習や検証の用途に向いています。
- マイクロ口座の1ロットはいくらですか?
-
1ロットは1,000通貨です。ドル円なら取引金額にして約15万円分にあたりますが、レバレッジ1,000倍で持つ場合に必要な証拠金は約150円にとどまります。取引金額と必要証拠金は別物なので、混同しないよう注意してください。
- スタンダード口座とマイクロ口座の違いは何ですか?
-
違うのは1ロットの通貨量・最小取引サイズ・1注文の上限・獲得XMPの4項目だけです。スプレッド、最大レバレッジ、取引手数料、取扱銘柄、ボーナスの条件はすべて同じ水準に設定されています。マイクロ口座は条件を落とした入門用ではなく、スタンダード口座の目盛りを細かくしたものだと考えてください。
- マイクロ口座の手数料はいくらですか?
-
取引手数料は無料です。XMで取引手数料がかかるのはゼロ口座だけで、マイクロ・スタンダード・KIWAMI極の3口座はスプレッドのみがコストになります。ただし90日間取引がないと休眠口座となり、残高がある場合は毎月5ドルの口座維持手数料が差し引かれます。
- マイクロ口座でゴールドは取引できますか?
-
取引できます。しかもマイクロ口座ではゴールドの契約サイズも100分の1になり、1ロット=1オンスで持てます。XMの4口座で1オンス単位を扱えるのはマイクロ口座だけです。ただしスワップフリーの対象外なので、日をまたぐとスワップが発生する点には注意してください。
- マイクロ口座の最大ロット数はいくつですか?
-
1回の注文につき100ロットが上限で、通貨量に換算すると10万通貨です。これはスタンダード口座のわずか1ロット分にあたります。同時に保有できるポジション数は200までなので、分割エントリーを多用する手法では枠に収まるか事前に確認しましょう。
- マイクロ口座からスタンダード口座に変更できますか?
-
既存の口座の口座タイプは変更できません。スタンダード口座を追加開設し、資金を移動させる形になります。この資金移動では移動した金額に応じてボーナスが消滅するため、移動前にボーナス分を使い切っておくと損失を抑えられます。
- マイクロ口座はデモ口座でも選べますか?
-
選べません。XMはMicroのデモ口座を提供しておらず、デモで開設できるのはStandardなど他の口座タイプです。マイクロ口座の数量感を試したい場合は、リアル口座を開設して最小ロットで取引するか、入金せずに口座開設ボーナスだけで試す方法をとってください。
まとめ
XMのマイクロ口座は、スタンダード口座の取引条件をそのまま維持したうえで、数量だけを100分の1にした口座です。
スプレッドもレバレッジも取扱銘柄もボーナスも同じなので、少額で始めることに対する見返りの支払いは発生しません。
一方で、1注文100ロットという上限と獲得XMPが100分の1になる点は、資金が育つと必ず壁になります。
資金が10万円を超えたらスタンダード口座へ、取引回数が増えてコスト差が効き始めたらKIWAMI極口座へと移していくのが自然な流れでしょう。
| マイクロ口座を選ぶ理由 | マイクロ口座を避ける理由 |
|---|---|
| 最小10通貨から発注できる | 1回の利益額が小さい |
| 入金ボーナスの対象になる | 獲得XMPが100分の1になる |
| ゴールドを1オンス単位で持てる | 1注文の上限が10万通貨 |
| EAを実環境で低リスク検証できる | デモ口座では選べない |
口座は同時に8つまで持てるため、マイクロ口座を検証用として残したまま本番用の口座を増やす使い方もできます。
まずは入金せず、口座開設ボーナスの範囲で数量の感覚をつかむところから始めてみてください。
\ゴールドは1オンスから取引できる/