プロップファームの合格率は、評価試験1回あたりで見ると1〜2割程度です。
ただし、公表されている数値には7%台から50%台まで開きがあり、口座で数えるか人数で数えるかによって大きく変わります。
合格したあとも報酬まで届くのは合格者の半分以下で、合格率だけでは挑戦する価値を判断できません。
そこで本記事では、各社が公表している合格率を母数と時期つきで比較し、数値が違う理由と各社の合格条件の違いまで整理しました。
当サイト編集部がFintokei(フィントケイ)の評価試験に2回合格した経験をもとに、合格率を上げる資金管理の方法も紹介します。
プロップファームへの挑戦を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- 挑戦1回あたりの合格率は1〜2割程度(Topstepは評価口座の16.8%、FPFX Techの10社集計は14%)
- 報酬を受け取れる人は合格者の半分以下(FPFX Techは約45%、Topstepは33.3%)
- 合格率を公表している業者は少なく、FTMOとFundoraは公表していない〔2026年10月時点〕
- 口座数と人数のどちらで数えるかで数値は2〜3倍変わる(Topstepは16.8%と51.8%)
- 1ステップ型は2ステップ型より合格率が高い傾向(Swisetの調査で20.3%と11.8%)
- 利益目標より損失の余地が大きいほど有利で、最大損失÷利益目標はFintokei入門プランのステップ1が3.0倍
- 1回の損失を残高の1%に抑えれば、1日-5%・全体-10%のルールで5連敗までは失格にならない
- 合否を分けるのは利益目標より損失ルールとの相性で、挑戦回数と費用の上限は先に決めておく
プロップファームの合格率の目安

プロップファームの評価試験に合格できるのは、挑戦1回あたりで見ると1〜2割程度です。
合格して資金提供口座を得ても、報酬の支払いまで届くのはそのうち半分以下にとどまります。
さらに、合格率を公表している業者は限られ、数値の出どころは自社の開示・システム提供会社の集計・利用者アンケートに分かれています。
数値を比べるときは、出典と母数をそろえて読むことが欠かせません。
業界全体の目安を、3つの数字でつかんでおきましょう。
挑戦1回あたりの合格率は1〜2割程度
プロップファームの評価試験に合格できる割合は、挑戦1回あたりで見るとおおむね1〜2割です。
評価口座1つ(挑戦1回)ごとに集計しているTopstep(トップステップ)は、2025年に開始された評価のうち16.8%が合格したと公表しました。
FPFX TechやSwisetのように複数社をまとめたトレーダー単位の集計でも、合格の割合は1〜2割に収まっています。
| 調査・業者 | 合格の割合 | 数え方 | 集計期間 |
|---|---|---|---|
| Topstep(先物) | 16.8% | 評価口座(挑戦1回) | 2025年 |
| FPFX Tech(10社の集計) | 14% | トレーダー | 非公表(2024年9月報道) |
| Swiset(1フェーズ型) | 20.3% | 利用者 | 2024年8月〜2025年4月 |
| Swiset(2フェーズ型) | 11.8% | 利用者 | 2024年8月〜2025年4月 |
| Fintokei(CEOの説明) | 7〜8% | 評価口座 | 2024年10月時点 |
FPFX Techはプロップファーム向けのシステムを提供する会社で、Swisetは証券会社やプロップファームに取引技術を提供している会社です。
どちらも複数の業者をまとめた集計のため、特定の1社の合格率を示すものではありません。
なお、同じ人が何度も挑戦した結果を「人数」で数え直すと、合格率は2〜3倍に跳ね上がることがあります。
理由は後の章で詳しく扱うので、まずは1回の挑戦で合格できるのは10人に1〜2人という感覚を持っておくとよいでしょう。
報酬を受け取れる人は合格者の半分以下
評価試験に合格しても、報酬の支払いまで届くのは合格者の半分以下です。
FPFX Techの集計では、合格したトレーダーのうち報酬を受け取れたのは約45%で、挑戦した人全体から見ると約7%でした。
Topstepも、資金提供段階に進んだ人のうち報酬を受け取ったのは33.3%だったと公表しています(2025年)。
合格後の口座にも1日と全体の損失上限があり、ルールに触れれば報酬を受け取る前に口座を失います。
合格したあとの流れと業者別の報酬到達率は、記事の後半で詳しく確認してください。
合格率を公表している業者は少ない
プロップファームの多くは、自社の合格率を公表していません。
海外最大手のFTMO(エフティーエムオー)と国産のFundora(ファンドラ)も、公式サイトに合格率の記載はありませんでした〔2026年10月時点〕。
| 業者 | 合格率の公表 | 公表の形 |
|---|---|---|
| Fintokei | あり | CEOのインタビュー・年次の発表 |
| Hola Prime | あり | 公式サイトに期間ごとの数値を掲載 |
| Topstep | あり | 公式サイトに年間の統計を掲載 |
| FTMO | なし | 顧客数と報酬の支払い総額のみ掲載 |
| Fundora | なし | 報酬の支払い例のみ掲載 |
公表している業者でも、母数や集計期間の定義は1社ごとに異なります。
そのため、システム提供会社の集計や利用者アンケートを組み合わせて、業界全体の水準を推し量るのが現実的です。
プロップファームの仕組みや費用の全体像は「プロップファームとは?」で解説しています。

プロップファーム各社が公表している合格率の比較

公表されている合格率は、業者や調査によって7%台から50%台まで開きがあります。
Fintokeiは口座数で7〜8%、人数で23%とする2つの数値を出しており、Hola PrimeはFX評価の合格率を25.07%と開示しています。
米国のTopstepは挑戦ベースで16.8%、人数ベースで51.8%と、同じ年の数値を2通りで示しました。
システム提供会社のFPFX Techが集計した10社では合格14%、日本の利用者360人への調査では合格経験者が10.6%です。
一方で、FTMOとFundoraは合格率を公表していません。
最初に一覧表で全体を見比べてから、業者・調査ごとの中身を確認していきます。
公表されている合格率の一覧表
2026年10月時点で確認できた主な合格率は、次のとおりです。
| 業者・調査 | 数値 | 母数 | 到達点 | 期間 | 出典の種類 |
|---|---|---|---|---|---|
| Fintokei | 7〜8% | 評価口座 | 評価試験の完了 | 2024年10月の発言 | CEOのインタビュー |
| Fintokei | 23% | トレーダー | 資金提供口座の獲得 | 2024年 | 年次の発表(海外メディアの報道) |
| Hola Prime(FX) | 25.07% | 評価で取引した顧客 | 資金提供口座の獲得 | 2025年10月〜2026年9月 | 自社の開示 |
| Hola Prime(先物) | 32.17% | 評価で取引した顧客 | 資金提供口座の獲得 | 2025年10月〜2026年9月 | 自社の開示 |
| Topstep(先物) | 16.8% | 評価口座 | 資金提供段階への進出 | 2025年 | 自社の開示 |
| Topstep(先物) | 51.8% | トレーダー | 資金提供段階への進出 | 2025年 | 自社の開示 |
| FPFX Tech(10社) | 14% | トレーダー | 資金提供口座の獲得 | 非公表(2024年9月報道) | システム提供会社の集計 |
| Swiset(1フェーズ型) | 20.3% | 利用者 | 資金提供口座の獲得 | 2024年8月〜2025年4月 | システム提供会社の集計 |
| Swiset(2フェーズ型) | 11.8% | 利用者 | 資金提供口座の獲得 | 2024年8月〜2025年4月 | システム提供会社の集計 |
| 日本の利用者360人 | 10.6% | 回答者 | 1回以上の合格 | 2025年10月〜2026年2月 | メディアのアンケート(自己申告) |
| FTMO | 公表なし | ||||
| Fundora | 公表なし | ||||
表を見ると、母数と期間がそろっている数値は1つもありません。
評価口座で数えた数値は1〜2割に、トレーダー単位で数えた数値は1〜5割に分布しているのが特徴です。
到達点も「評価試験の完了」「資金提供口座の獲得」「1回以上の合格」と同じではなく、そのまま並べて大小を比べることはできません。
Hola Primeの25.07%がFintokeiの7〜8%より高く見えても、Hola Primeのほうが合格しやすいとは言い切れないのはそのためです。
合格しやすさを比べたいときは、合格率の数値よりも、後述する利益目標と損失上限のバランスで判断するほうが確実でしょう。
Fintokeiは口座数で7〜8%・人数で23%
Fintokeiは、口座数で7〜8%、人数で23%という2つの合格率を出しています。
2024年10月の海外メディアのインタビューで、CEOはチャレンジの完了率を口座数ベースで7〜8%と説明しました。
2025年3月の年次の発表では、2024年にトレーダーの23%が評価試験に合格して資金提供口座を得たとしています。
| 数値 | 内容 | 母数 | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 7〜8% | チャレンジの完了率 | 評価口座 | CEOのインタビュー(2024年10月) |
| 約16% | 合格した口座のうち報酬を受け取った割合 | 合格した口座 | CEOのインタビュー(2024年10月) |
| 約1.1〜1.3% | 全体のうち報酬まで届いた割合(上2つの掛け算) | 評価口座 | CEOのインタビュー(2024年10月) |
| 23% | 合格して資金提供口座を得た割合 | トレーダー | 2024年の年次の発表(2025年3月の報道) |
| 21% | 合格率 | トレーダー | 公式メルマガ(2025年4月・第三者メディア経由で原典は未確認) |
数値が3倍近く違うのは、日本のトレーダーが1人で複数の評価試験を購入し、口座の総数がトレーダーの人数を上回るためです。
CEO自身も、同じインタビューの中でこの理由を説明しています。
1回の挑戦で合格できる確率に近いのは口座数ベースの7〜8%で、何度か挑戦して合格した人まで含めると23%前後になる、と読むのが自然でしょう。
なお、2026年7月15日には速攻プロプランの条件が変わっており、これらの数値は現行ルールでの合格率とは一致しない可能性があります。
プラン別の難易度や失格の実例は「Fintokeiの合格率と難易度」で詳しく解説しているので、参考にしてください。

Hola PrimeはFX評価の合格率25.07%を公表
Hola Prime(ホラプライム)は、公式サイトの評価開示でFX評価の合格率を25.07%と公表しています。
対象は2025年10月15日〜2026年9月30日で、評価を1回以上取引した顧客のうち資金提供口座を得た人の割合です。
同じ業者でも、期間や数え方が変わると数値は大きく動きます。
| 出どころ | 期間 | 数値 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 公式サイトの評価開示(現行) | 2025年10月15日〜2026年9月30日 | FX 25.07%・先物 32.17% | 評価で取引した顧客のうち資金提供口座を得た割合 |
| 公式ブログ(日本語) | 2024年11月10日〜2025年5月29日 | 35% | 評価プログラムの合格率 |
| 海外メディアの報道 | 2026年4月の報道 | 約15% | 評価から資金提供までの通過率(平均3.5回の挑戦) |
日本語ブログに残っている35%は旧期間の数値で、最新の開示ではFX評価が25.07%まで下がりました。
報道された約15%は、合格までの平均挑戦回数が3.5回とされていることから、人数ではなく挑戦回数に近い単位で数えた数値と考えられます。
合格率を自社で継続的に開示している点は評価できますが、どの時点の数値なのかを確かめてから参考にしてください。
Topstepは挑戦ベース16.8%・人数ベース51.8%
米国の先物系プロップファームであるTopstepは、2025年の実績を挑戦ベース16.8%・人数ベース51.8%と2通りで公表しました。
同じ年・同じ業者の数値を、分母の違いごとに並べて示している点が特徴です。
| 数値 | 分母 | 到達点 |
|---|---|---|
| 16.8% | 2025年に開始された評価(コンバイン) | 合格して資金提供段階に進む権利を得た |
| 51.8% | 評価を1回以上始めた人 | 1回以上、資金提供段階に進んだ |
| 33.3% | 資金提供段階の参加者 | 報酬を受け取った |
| 0.71% | 資金提供口座(Express Funded)の参加者 | 実際の資金で取引するライブ口座に移った |
16.8%と51.8%の約3倍の差は、1人が複数回の評価を受けることで生まれます。
「プロップファームは半数が合格する」という情報を見かけたら、人数ベースの数値ではないかを確認してください。
Topstepは先物取引の業者で日本の利用者向けのサービスではないため、本記事では数え方の違いを示す例として取り上げています。
FPFX Techの10社集計では合格14%
プロップファームにシステムを提供するFPFX Techの集計では、評価試験に合格したトレーダーは14%でした。
対象は10社・約10万人・30万口座超で、2024年9月に海外メディアのFinance Magnatesが独自に報じたデータです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 集計の対象 | 10社・約10万人・30万口座超 |
| 評価試験に合格して資金提供口座を得た人 | 14% |
| 合格者のうち報酬を受け取った人 | 約45% |
| 全体のうち報酬を受け取った人 | 7% |
| 報酬の平均額 | 口座サイズの約4% |
| 1口座あたりの参加費の支出 | 平均約800ドル(評価を3回程度購入) |
30万口座という規模は、公表されている集計の中でも大きな部類に入ります。
ただし、対象となった10社の名前や集計期間は明らかにされていません。
業界全体の平均ではなく、「特定の10社では合格14%だった」という範囲で読むのが適切です。
日本の利用者調査では合格経験者が10.6%
日本の利用者を対象にした調査では、1回以上合格した人は10.6%でした。
金融メディアのWOZ mediaが、2025年10月〜2026年2月に国内の利用者360人へ行ったアンケートの結果です。
すべて不合格だった人が66.9%、調査時点で挑戦中だった人が22.5%で、合格した38人の挑戦回数は次のように分かれています。
| 合格までの挑戦回数 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 1回(初回で合格) | 9人 | 23.7% |
| 2回 | 12人 | 31.6% |
| 3回 | 8人 | 21.1% |
| 4〜5回 | 6人 | 15.8% |
| 6回以上 | 3人 | 7.9% |
初回で合格した人は4人に1人程度で、半数近くは3回以上挑戦してから合格しています。
自己申告によるアンケートであり、挑戦中の人が今後合格すれば数値は上がる点には注意が必要です。
それでも、日本の利用者に絞った数少ないデータとして、挑戦回数の見通しを立てる材料になるでしょう。
FTMOとFundoraは合格率を公表していない
FTMOとFundoraは、どちらも合格率を公表していません〔2026年10月時点〕。
FTMOは公式サイトで顧客450万人超、報酬の支払い総額6億5,000万ドル超という実績を示していますが、合格した人の割合は載せていません。
| 業者 | 公式サイトで公表している実績 | 合格率 |
|---|---|---|
| FTMO | 顧客450万人超・報酬の支払い総額6億5,000万ドル超 | 公表なし |
| Fundora | プロトレーダー契約にもとづく報酬の支払い例 | 公表なし |
ネット上で見かける「FTMOの合格率は約10%」といった数値は、第三者による推計で、FTMO自身の開示ではありません。
合格率がわからない業者は、利益目標と損失上限のバランスから難易度を比べる方法が有効です。
3社の合格条件は、後の章でまとめて比較しています。
プロップファームの合格率が調査ごとに違う理由

合格率が調査ごとに違う最大の理由は、口座数と人数のどちらで数えるかにあります。
「合格」と「報酬の受け取り」は別の到達点で、どちらを数えたかによっても数値は変わります。
集計した期間やルールの改定時期が違えば、同じ業者でも数値は同じになりません。
出典が示されていない「5〜10%」のような数値は、比較の材料に使わないほうが安全です。
数値を読み違えないための4つの視点を、順に見ていきます。
口座数と人数で数値が2〜3倍変わる
同じ業者・同じ期間のデータでも、口座数で数えるか人数で数えるかで合格率は2〜3倍変わります。
1人のトレーダーが何回も評価試験を購入するため、口座数(挑戦回数)で割ると低く、人数で割ると高く出るのが理由です。
| 数え方 | 分母 | 到達点 | 代表的な数値 |
|---|---|---|---|
| 口座完了率 | 開始・購入された評価口座 | 評価試験を完了 | Topstep 16.8%・Fintokei 7〜8% |
| 参加者合格率 | 重複を除いたトレーダー | 期間中に1回以上合格 | Topstep 51.8%・Fintokei 23% |
| 報酬到達率 | 全参加者、または合格者 | 1回以上報酬を受け取った | FPFX Tech 7%(全体)・約45%(合格者) |
たとえば1人が3回挑戦して3回目に合格した場合、口座数で見れば合格率は約33%ですが、人数で見れば100%です。
Topstepの16.8%と51.8%、Fintokeiの7〜8%と23%は、どちらもこの数え方の違いで説明できます。
次の1回で合格できるかを見積もるなら、口座数ベースの数値を参考にするのが適切です。
人数ベースの数値は「何度か挑戦すれば合格する人の割合」を示しており、その分だけ参加費も多くかかっている点を忘れないでください。
合格率と報酬の受取率は別の数値
「合格率」と「報酬の受取率」は、到達点がまったく違う数値です。
合格は評価試験を通過して資金提供口座を得ること、報酬は合格後の口座で利益を出して実際に支払いを受けることを指します。
| 段階 | 人数 | 挑戦した人に対する割合 |
|---|---|---|
| 評価試験に挑戦 | 100人 | 100% |
| 合格して資金提供口座を獲得 | 14人 | 14% |
| 報酬を受け取った | 約7人 | 約7% |
FPFX Techの7%は報酬に届いた人の割合で、合格率14%とは別の数値です。
「合格率は7%」という紹介を見かけたら、FPFX Techの報酬到達率を合格率として扱っている可能性があります。
数値を見るときは、それが「合格」と「報酬」のどちらまでを数えたものかを確かめてください。
集計期間やルール改定で数値が動く
合格率は、集計した期間やルールの改定時期によって、同じ業者でも変わります。
Hola PrimeのFX評価の合格率は、2024年11月〜2025年5月の35%から、2025年10月〜2026年9月の25.07%に下がりました。
Fintokeiも2026年7月15日に速攻プロプランの条件を変えており、それ以前のデータは現行ルールの難易度を反映していません。
| 項目 | 2026年7月14日以前の購入分 | 2026年7月15日以降の購入分 |
|---|---|---|
| 利益目標 | 10% | 6% |
| 1日の損失上限 | -3% | -2% |
| 全体の損失上限 | -6% | -3% |
| 最低取引日数 | 5日 | 3日 |
| 評価期間 | 制限なし | 最大60日 |
利益目標は下がった一方で損失の上限は厳しくなっており、改定の前後で合格率が同じになるとは限りません。
相場の値動きが大きい時期と穏やかな時期でも結果は変わるため、古い数値ほど割り引いて読むことが大切です。
出典のない「5〜10%」は比較に使わない
ネット上でよく見かける「合格率は5〜10%」という数値は、対象業者・期間・母数が示されていないことがほとんどです。
たどっていくと、特定の業者の発言に行き着く例もあります。
海外では2025年3月、プロップファームのThe Funded Traderが「評価試験に合格するのは20人に1人」と明かしたと報じられました。
これは1社の数値で、業界全体の平均として扱えるものではありません。
- 母数は口座数(挑戦回数)か、人数か
- 到達点は「合格」か、「報酬の受け取り」か
- 集計期間はいつか(ルールの改定前か後か)
- 対象は1社か、複数社をまとめた集計か
- 業者自身の開示か、第三者の推計か
5項目のうち1つでも確認できない数値は、目安としても使わないほうが安全です。
評価方式別に見るプロップファームの合格率

評価方式別に見ると、1ステップ型は2ステップ型より合格率が高い傾向があります。
2ステップ型は段階ごとの通過率が掛け算されるため、全体の合格率は下がりやすい仕組みです。
評価試験のないインスタント型もありますが、合格の段階がないだけで損失上限などのルールは残ります。
段階の数だけで難易度を判断せず、各段階の条件とセットで比べてください。
3つの評価方式を、データとルールの両面から比べます。
1ステップ型は2ステップ型より合格率が高い傾向
評価のステップ数で分けた調査では、1ステップ型のほうが合格率は高いという結果が出ています。
Swisetが約1万人の利用者を分析した調査では、資金提供口座に届いたのは1フェーズ型が20.3%、2フェーズ型が11.8%でした。
| 評価方式 | 資金提供口座に届いた割合 | 不合格の割合 |
|---|---|---|
| 1フェーズ型 | 20.3% | 79.7% |
| 2フェーズ型 | 11.8% | 88.2% |
1フェーズ型は、2フェーズ型の約1.7倍の割合で合格しています。
ただし、調査の対象は中南米の利用者が多く、コロンビアだけで利用者の約15%を占めていました。
また、1ステップ型は1日の損失上限が厳しかったり、最大損失が利益に合わせて上がっていく追従型だったりと、2ステップ型と条件が異なるのが一般的です。
段階が少ないぶん1回のミスの重みは大きくなるので、合格率の高さだけで選ばないようにしてください。
2ステップ型は段階ごとの通過率の掛け算
2ステップ型の全体の合格率は、段階ごとの通過率を掛け合わせた値になります。
FX会社ATFXのプロップ部門であるATFundedは、2025年6月のデータとして、フェーズ1の通過が22.6%、そのうちフェーズ2の通過が26.9%だったと公表しました。
| 段階 | 通過率 | 100人が挑戦した場合 |
|---|---|---|
| フェーズ1 | 22.6% | 約23人が通過 |
| フェーズ2 | 26.9%(フェーズ1の通過者のうち) | 約6人が通過 |
| 全体 | 約6.1% | 約6人が合格 |
1段階ずつ見ると2割以上が通過していても、2段階をそろって通過できるのは約6%まで下がります。
一方で、Fintokeiの入門プランは3ステップですが、利益目標が2%→3%→6%と段階的に低く設定されています。
段階の数が多くても1段階あたりの目標が小さければ通過しやすくなるので、段階数と利益目標はセットで見てください。
インスタント型は評価試験そのものがない
インスタント型は、参加費を払うと評価試験を受けずに資金提供口座で取引を始められる方式です。
FTMOも、評価なしで始められる「FTMO Instant Account」を提供しています。
合格という段階がないため合格率という数値もありませんが、取引のルールがなくなるわけではありません。
- 1日の損失上限は初期資金の3%
- 最大損失は初期資金の10%で、決済して残高が高値を更新するたびに失格ラインも上がる
- 報酬を受け取るには、最も利益が出た日の利益が総利益の30%以下である必要がある
評価試験がなくても、取引を始めた直後からルール違反で口座を失う点は同じです。
「合格率がない=簡単」ではないことを理解したうえで選んでください。
主要プロップファームの合格条件の比較

合格率を公表していない業者でも、利益目標と損失上限の比率を見れば、ルール上の合格しやすさは比べられます。
本記事ではFintokei・Fundora・FTMOの3社を取り上げ、Fintokeiはチャレンジプラン・速攻プロプラン・入門プランの3つを並べました。
損失の余地が利益目標より大きいほど、利益目標に届く前に失格ラインへ触れにくくなります。
1日の損失上限の計算方法や最低取引日数、利益の偏りに関するルールといった細かな条件も、合否に影響する要素です。
6つのプランの条件を一覧にしたうえで、比べ方のポイントを解説します。
Fintokei・Fundora・FTMOの合格条件比較表
3社6プランの合格条件は、次のとおりです。
| プラン | ステップ数 | 利益目標 | 1日の損失上限 | 全体の損失上限 | 最低取引日数 | 評価期間 | 参加費(最安) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Fintokei チャレンジプラン | 2 | 8%→6% | -5% | -10% | 各3日 | 無期限 | 12,500円 |
| Fintokei 速攻プロプラン | 1 | 6% | -2% | -3% | 3日 | 最大60日 | 9,800円 |
| Fintokei 入門プラン | 3 | 2%→3%→6% | -3% | -6% | 各3日 | 各180日 | 10,000円 |
| Fundora | 2 | 8%→5% | -5% | -10% | 各3日 | 期限なし | 26,999円 |
| FTMO 2ステップ | 2 | 10%→5% | -5% | -10%(固定) | 各4日 | 期限なし | 89ユーロ |
| FTMO 1ステップ | 1 | 10% | -3% | -10%(追従型) | 規定なし | 期限なし | 79ユーロ |
2ステップ型では、利益目標8〜10%・損失上限は1日5%と全体10%が3社に共通する水準です。
速攻プロプランは1ステップで合否が決まる代わりに損失上限が厳しく、入門プランは利益目標が低い代わりに損失上限も狭く設定されています。
Fintokeiは円建てで、最安のプランは9,800円です。
なお、Fintokeiの評価期間が無期限のプランでも30日間に1回以上の取引が必要で、Fundoraも30日間取引がないとサービスを打ち切られる場合があります。
\速攻プロプランは9,800円から/
公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/
利益目標より損失の余地が大きいほど有利
ルール上の合格しやすさは、最大損失を最初の段階の利益目標で割った比率で比べられます。
比率が大きいほど、利益目標に届くまでに許される損失の余地が広く、途中で失格ラインに触れにくくなります。
| プラン | 全体の損失上限 | 最初の段階の利益目標 | 比率(損失上限÷利益目標) |
|---|---|---|---|
| Fintokei 入門プラン(ステップ1) | 6% | 2% | 3.0倍 |
| Fintokei チャレンジプラン | 10% | 8% | 1.25倍 |
| Fundora | 10% | 8% | 1.25倍 |
| FTMO 2ステップ | 10% | 10% | 1.0倍 |
| FTMO 1ステップ | 10%(追従型) | 10% | 1.0倍 |
| Fintokei 速攻プロプラン | 3% | 6% | 0.5倍 |
入門プランのステップ1は、2%の利益を出すまでに6%の損失が許されるため、比較した中では最も余裕のある設計です。
ただし、ステップ3では利益目標が6%に上がり、比率は1.0倍まで下がります。
反対に速攻プロプランは、6%の利益を出す前に3%の損失で失格になり、損失の余地が利益目標の半分しかありません。
チャレンジプランとFundoraは1.25倍で、FTMOの2ステップ(1.0倍)より利益目標に対する余裕がわずかに大きい水準です。
この比率には期間制限や1日の損失上限、最低取引日数が含まれていないため、あくまで目安として使ってください。
1日の損失上限は基準時刻と計算方法が異なる
同じ「1日5%」でも、基準になる時刻と金額の決め方は業者ごとに違います。
基準の時刻をまたいでポジションを持つと、実際に許される損失の幅が想定と変わる点に注意が必要です。
| 業者 | 基準の時刻(日本時間) | 1日に許される損失の決め方 | 含み損の扱い |
|---|---|---|---|
| Fintokei(スイング以外) | 毎日9時(UTC0時) | 基準時刻の有効証拠金×損失率(2〜5%) | 判定に含む |
| Fintokei スイング | 毎日9時(UTC0時) | 基準時刻の口座残高×5% | 決済済みの取引のみで判定 |
| Fundora | 毎日6時(冬時間は7時) | 基準時刻の有効証拠金×5% | 判定に含む |
| FTMO | 毎日7時(冬時間は8時) | 基準時刻の口座残高から、初期資金の5%(1ステップは3%)を引いた額まで | 有効証拠金で判定するため含む |
Fintokeiは基準時刻の有効証拠金に割合をかけるため、含み益を抱えたまま日をまたぐと、その含み益が減った分も当日の損失に数えられます。
FTMOは初期資金の5%という固定額を差し引く方式なので、口座が増えても1日に許される損失額は変わりません。
日をまたいでポジションを持つ人は、利用する業者がどの時刻のどの金額を基準にしているかを先に確認しておくべきです。
1回1%のリスクで耐えられる連敗数を比較
1回の損失を常に残高の1%にした場合、1日5%・全体10%のルールなら1日5連敗までは失格になりません。
編集部が各プランの損失上限をもとに、失格ラインを超える連敗数を計算しました。
| プラン | 1日の損失上限 | 全体の損失上限 | 1日で失格になる連敗 | 通算で失格になる連敗 |
|---|---|---|---|---|
| Fintokei チャレンジ・Fundora・FTMO 2ステップ | -5% | -10% | 6連敗目 | 11連敗目 |
| FTMO 1ステップ | -3% | -10%(追従型) | 4連敗目 | 高値から11連敗目 |
| Fintokei 入門プラン | -3% | -6% | 4連敗目 | 7連敗目 |
| Fintokei 速攻プロプラン | -2% | -3% | 3連敗目 | 4連敗目 |
| Fintokei 速攻プロプラン(1回0.5%の場合) | -2% | -3% | 5連敗目 | 7連敗目 |
計算の前提は初期資金の状態から連続で負けた場合で、1回の損失額は負けるたびに残高の1%へ小さくなるものとしました。
残高の1%でリスクを取ると、5連敗で-4.90%、10連敗でも-9.56%にとどまります。
速攻プロプランは1%のリスクだと1日3連敗で失格になるため、1回0.5%程度まで下げなければ連敗に耐えられません。
選ぶプランによって、1回に取れるリスクの大きさそのものが変わる点を押さえておいてください。
最低取引日数や一貫性ルールも合否に影響する
利益目標と損失上限のほかにも、取引日数や利益の偏りに関するルールで合格が遅れたり、取り消されたりすることがあります。
| 業者・プラン | 利益目標・損失上限以外の主なルール |
|---|---|
| Fintokei(全プラン) | 各ステップで最低3日の取引・30日間に1回以上の取引 |
| Fintokei 入門プラン | 1日の利益は各ステップの利益目標の40%まで |
| Fundora | 各フェーズで最低3日の取引・20秒以内の決済は禁止・1回の取引で1%以上の損失を伴う取引は警告の対象 |
| FTMO 2ステップ | 各フェーズで最低4取引日 |
| FTMO 1ステップ | 最も利益が出た日の利益が総利益の50%以下(2026年10月12日以降の注文分) |
最低取引日数が残っていると、利益目標を達成しても合格は確定しません。
FTMOの1ステップでは、1日で大きく勝って目標に届いた場合でも、ほかの日の利益を積み上げて最良日の割合を50%以下に下げる必要があります。
Fundoraは、20秒以内の決済や1%以上のリスクを取る取引について、警告のあとも改善されなければ失格になる場合があると案内しています。
損失上限だけでなく、こうした細かなルールも購入前に読み込んでおくことが大切です。
プロップファームで不合格になる主な原因

プロップファームで不合格になる原因は、1日の損失上限の超過と、含み損による全体の損失上限への到達が中心です。
経済指標の発表時の急変や、利益目標を焦ってロットを上げることも、損失上限に触れるきっかけになります。
損失が出ていなくても、禁止取引や一貫性ルールへの抵触、30日間の放置で口座を失う場合があります。
原因ごとの頻度を示した信頼できる統計はないため、ここでは各社のルールから起こりやすい失格の形を整理しました。
| 不合格の原因 | 起こりやすい場面 | 対策 |
|---|---|---|
| 1日の損失上限の超過 | 連敗・ナンピン・負けを取り返す取引 | 1日の損失を上限の半分までと決めておく |
| 含み損による全体の上限への到達 | 損切りを置かずに保有を続ける | エントリーと同時に損切りの注文を入れる |
| 経済指標の発表時の急変 | 雇用統計・CPIなどの前後 | 発表の前後はポジションを持たない |
| ロットの引き上げ | 利益目標に届かない焦り・期限が迫る | 1回のリスクを最後まで変えない |
| 禁止取引・一貫性ルールへの抵触 | 短時間の決済・1日に利益が偏る取引 | 購入前に規約を読み込む |
| 放置による失効 | 30日間取引しない | 月に1回以上の取引を予定に入れる |
6つの原因を、各社のルールに照らして確認しておきましょう。
1日の損失上限を超えて失格する
失格の形として典型的なのは、連敗やナンピンで1日の損失上限を一気に超えてしまうケースです。
1日の上限は2〜5%と小さく、1回のリスクを大きく取っていると数回の損切りで届きます。
- 負けを取り返そうとして、同じ日に取引を重ねる
- 含み損のポジションに買い増し・売り増しをする(ナンピン)
- 基準時刻をまたいで、含み益を抱えたまま保有する
- 値動きの似た複数の銘柄で、同じ方向のポジションを同時に持つ
有効証拠金を基準にする業者では、基準時刻をまたいだ含み益が翌日の損失の基準を押し上げるため、利益を守るつもりで持ち越したポジションが失格の原因になることもあります。
1日の損失を自分で上限の半分までと決めておき、そこに達したらその日の取引をやめるのが確実な対策です。
Fintokeiの失格条件は「Fintokeiのルール完全ガイド」で、プランごとに整理しています。

含み損を抱えて最大損失に届く
損切りを置かずにポジションを持ち続けると、含み損だけで全体の損失上限に届くことがあります。
Fintokei(スイングを除く)やFTMOは、含み損を含めた有効証拠金で損失を判定しています。
決済していないから損失は確定していない、という考え方は通用しません。
| 項目 | 固定型(FTMO 2ステップ) | 追従型(FTMO 1ステップ) |
|---|---|---|
| 開始時の失格ライン | 9万ドル | 9万ドル |
| 残高10万4,000ドルで1日を終えた翌日 | 9万ドルのまま | 9万4,000ドルに上がる |
| 利益を出したあとの余裕 | 利益の分だけ広がる | 初期資金の10%のまま広がらない |
追従型では利益を確定させるたびに失格ラインも上がるため、勝ったあとに負けが続くと、初期資金を割る前に上限に触れる場合があります。
どちらの方式でも、エントリーと同時に損切りの注文を入れておくことが基本です。
経済指標の発表時に損失が膨らむ
雇用統計や消費者物価指数(CPI)などの発表前後は、スプレッドの拡大や急な値動きで損失が想定より膨らみやすい時間帯です。
逆指値を置いていても、価格が飛んで不利なレートで約定することがあります。
- スプレッドが普段より大きく広がる
- 逆指値が想定より不利な価格で約定する(スリッページ)
- 短時間で上下に振られ、損切りが続く
- 含み損が一気に膨らみ、1日の上限に届く
Fundoraはニュース発表時の取引を認めていますが、リスクが高いとして推奨していません。
業者やプランによっては指標前後の取引を制限していることもあるので、規約で確認してください。
発表の前後はポジションを持たないか、ロットを普段より小さくしておくと安全です。
利益目標を焦ってロットを上げる
利益目標に届かない焦りから1回のリスクを引き上げ、損失上限に触れてしまうのも典型的な失格の形です。
普段1回1%のリスクで取引している人が負けを取り返そうとして2倍、3倍のロットに上げると、2〜3回の損切りで1日5%の上限を超えます。
評価期間に期限があるプランでは、残りの日数が減るほどこの焦りが強くなりがちです。
| 業者・プラン | 評価期間 |
|---|---|
| Fintokei 速攻プロプラン | 最大60日 |
| Fintokei 入門プラン | 各ステップ最大180日 |
| Fintokei チャレンジプラン | 無期限(30日間に1回以上の取引が必要) |
| Fundora | 期限なし(30日間取引がないとサービス終了の場合あり) |
| FTMO 2ステップ・1ステップ | 期限なし |
期限のないプランを選べば、時間に追われてロットを上げる場面は減らせます。
期限があるプランを選ぶ場合も、1回のリスクは最後まで変えないと最初に決めておくことが重要です。
禁止取引や一貫性ルールに抵触する
損失が出ていなくても、禁止取引や一貫性ルールに触れると失格や報酬の取り消しの対象になります。
Fintokeiは9種類の禁止取引を定めており、違反すると警告や取引の制限を受ける仕組みです。
| 業者 | 主な禁止・制限 | 触れたときの扱い |
|---|---|---|
| Fintokei | ティックスキャルピング・複数口座間の両建て・コピートレード・ギャンブル的取引など9種類 | 警告や制限ルールの適用など(制限ルールでは最大レバレッジがFX10倍・その他5倍に下がる) |
| Fundora | 20秒以内の決済・1回の取引で1%以上の損失を伴う取引 | 警告のあとも改善されなければ失格の場合あり |
| FTMO 1ステップ | 最も利益が出た日の利益が総利益の50%を超える状態(2026年10月12日以降の注文分) | 違反にはならないが、50%以下になるまで合格できない |
Fintokeiは2026年4月15日から、確定損失と含み損の合計が初期資金の3%を超えると警告する「3%ルール」も導入済みです。
警告が3回以上になると1回の許容リスクが1%に制限されるなど、違反が重なるほど取引の自由度は下がります。
Fintokeiの禁止取引の詳細は「Fintokeiの禁止事項一覧」で解説しているので、挑戦する前に確認してください。

放置期間が続いて口座が失効する
評価期間に期限がないプランでも、一定期間取引しないと口座が失効します。
Fintokeiは全プランで、30日間に少なくとも1回の新規取引か決済した取引が必要です。
| 業者 | 放置に関するルール | 失効したときの扱い |
|---|---|---|
| Fintokei | 30日間に1回以上の新規取引または決済が必要 | 口座が失効する |
| Fundora | 利用可能になってから30日以内に有効化しない、または30日間新規ポジションを持たない | 返金なしでサービス終了の場合あり |
Fundoraは、30日間新しいポジションを持たなかった場合、料金を返金せずにサービスを終える権利があると定めています。
仕事が忙しい時期に購入すると、取引できないまま期限を迎えるおそれがあります。
取引する時間を確保できる時期に購入し、少なくとも月に1回は取引する予定を立てておくと安心です。
プロップファームの合格率を上げる方法

合格率を上げるうえで最も効果が大きいのは、1回の損失を残高の0.5〜1%に抑えることです。
そのうえで、自分の手法に合うルールのプランを選び、無料トライアルで同じルールを試してから購入します。
利益目標が近づいたらロットを落とし、挑戦回数と費用の上限を先に決めておくことも欠かせません。
編集部がFintokeiの評価試験に2回合格したときも、1回のリスクは残高の1%に固定していました。
具体的な方法を、6つに分けて紹介します。
1回の損失を残高の0.5〜1%に抑える
合格率を上げる最も確実な方法は、1回の損失を残高の0.5〜1%に抑えることです。
1日5%・全体10%のルールなら、1回1%のリスクで1日5連敗、0.5%なら1日10連敗まで失格ラインの内側にとどまれます。
| 1回のリスク(残高比) | 1日の上限(5%)を超える連敗 | 全体の上限(10%)を超える連敗 |
|---|---|---|
| 0.5% | 11連敗目 | 22連敗目 |
| 1% | 6連敗目 | 11連敗目 |
| 2% | 3連敗目 | 6連敗目 |
2%のリスクを取ると3連敗で1日の上限を超えるため、勝率が高い手法でも1日の不調で失格になりかねません。
残高の一定割合でリスクを取ると、負けるほど1回の損失額が小さくなり、10連敗しても約-9.6%に収まります。
ロットは「1回の許容損失額÷損切りまでの値幅」で逆算し、エントリーのたびに計算し直してください。
なお、Fundoraは1回の取引で1%以上の損失を伴う取引をルールで制限しているため、同社では1%未満のリスクが前提になります。
自分の手法に合うルールのプランを選ぶ
合格しやすさは、取引スタイルとプランのルールがかみ合っているかで大きく変わります。
同じ実力でも、ルールとの相性が悪ければ失格する確率は上がるでしょう。
| 取引スタイル | 確認したいルール | 候補になるプラン |
|---|---|---|
| スキャルピング | 1日の損失上限・短時間の決済の制限 | Fintokei チャレンジプラン(Fundoraは20秒以内の決済が禁止) |
| デイトレード | 1日の損失上限・利益目標 | Fintokei チャレンジプラン、Fundora |
| スイングトレード | 持ち越し・スワップ・損失の判定方法 | Fintokei チャレンジプラン・スイング(終日スワップフリー・残高で判定) |
| 短期間で合格したい | ステップ数・評価期間 | Fintokei 速攻プロプラン(1ステップ・最大60日) |
| 利益目標を低く抑えたい | 利益目標 | Fintokei 入門プラン(2%→3%→6%) |
スイングトレードなら、損失を口座残高と決済済みの取引だけで判定するチャレンジプラン・スイングが、含み損の変動に左右されにくい設計です。
短期間で合格を狙う速攻プロプランは損失の余地が小さいため、1回のリスクを0.5%程度まで下げられる人に向いています。
Fintokeiのプランの選び方は「Fintokeiのおすすめプラン」で、資金とスタイル別に比較しています。

無料トライアルで同じルールを試してから買う
有料プランを買う前に、無料トライアルで本番と同じルールの取引を試すと無駄な出費を抑えられます。
Fintokeiは各プラン2回まで・1回14日間の無料トライアルを用意しており、FTMOも無料トライアルを何度でも利用できます。
| 業者 | 無料トライアル | 主な条件 |
|---|---|---|
| Fintokei | あり | 各プラン2回まで・1回14日間・プロトレーダーへの昇格は不可 |
| FTMO | あり | 回数・期間の制限なし(評価試験の簡易版) |
| Fundora | なし | 無料で試せるデモ口座の提供はなし |
トライアルでは、本番で使うつもりのロットと損切りの幅をそのまま再現することが大切です。
14日間で1日の損失上限に触れなかったか、利益目標までに何日かかったかを記録しておけば、本番の見通しが立ちます。
ただし、トライアルで利益目標を達成してもプロトレーダーには昇格できず、報酬も受け取れません。
申し込みの手順は「Fintokei無料トライアルとは?」で解説しています。

\無料トライアルは各プラン2回まで/
公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/
利益目標が近づいたらロットを落とす
利益目標の8割を超えたら、1回のリスクを半分程度に落として残りを取りにいくのが失格を避けるコツです。
目標の目前で大きく負けると、それまで積み上げた利益を失うだけでなく、失格ラインまでの余裕も一気に狭まります。
| 進み具合(ステップ1の利益目標8%) | 利益の額 | 1回のリスクの目安 |
|---|---|---|
| 利益目標の0〜80% | 0〜32万円 | 残高の1% |
| 利益目標の80〜100% | 32万〜40万円 | 残高の0.5% |
| 目標に届いたが最低取引日数が残っている | 40万円以上 | 最小ロットで日数を満たす |
最低取引日数が残っている状態で目標に届いた場合は、最小ロットで取引して日数だけを満たす方法もあります。
Fintokeiの入門プランには1日の利益上限があり、1日で稼ぎすぎることもできないため、毎日少しずつ積み上げる取引が前提です。
Fintokeiで失格を防ぐ立ち回りは「Fintokei攻略のコツ」でまとめています。

挑戦回数と費用の上限を先に決める
合格率が1〜2割である以上、複数回の挑戦を前提に費用の上限を決めてから始めることが大切です。
日本の利用者調査では合格者の半数近くが3回以上挑戦しており、FPFX Techの集計でも1口座あたり平均約800ドルを参加費に使っていました。
| プラン(運用資金) | 1回 | 2回 | 3回 |
|---|---|---|---|
| 速攻プロプラン アイアン(100万円) | 9,800円 | 19,600円 | 29,400円 |
| 入門プラン ビギナー(100万円) | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
| チャレンジプラン クオーツ(100万円) | 12,500円 | 25,000円 | 37,500円 |
| チャレンジプラン パール(500万円) | 39,800円 | 79,600円 | 119,400円 |
「3回まで」「合計5万円まで」のように上限を決めておけば、取り返そうとして高額なプランを買い足す失敗を防げます。
Fintokeiでは、評価中にルール違反がなく口座が利益の状態であれば、無料で再スタートできる仕組みも用意されています。
まずは運用資金の小さいプランで合格の経験を積み、ルールに慣れてから大きなプランに移るのも1つの方法です。
Fintokeiの全プランの料金とルールの違いは「Fintokeiプラン比較」で一覧にしています。

編集部は1回1%のリスクで評価試験に2回合格
当サイト編集部は、1回のリスクを常に残高の1%に固定してFintokeiの評価試験に2回合格しました。
どちらもゴールドのスキャルピングで、リスクリワードは1対2を基本にしています。
| 項目 | チャレンジプラン(パール) | 速攻プロプラン(ブロンズ) |
|---|---|---|
| 運用資金 | 500万円 | 200万円 |
| 合格日 | 2026年8月12日(ステップ2を通過) | 2026年7月6日 |
| 取引日数 | ステップ1・2ともに3日 | 5日(2回目の挑戦) |
| 1回のリスク | 残高の1% | 残高の1% |
| 適用されたルール | 現行のルール | 2026年7月15日の条件変更前のルール |
チャレンジプランでは同じ日に5連続で損切りし、1日の損失が-4.90%(約24.5万円)まで膨らんだ場面がありました。
失格ラインの25万円の手前で踏みとどまれたのは、残高の1%でリスクを取っていたからです。
初期資金の1%にあたる5万円で固定していた場合は、単純計算で5連敗目に25万円に達し、失格ラインに届く計算です。
速攻プロプランの合格は旧ルールでの結果で、現行の速攻プロプランは1日-2%・全体-3%と損失上限が厳しくなっています。
現行ルールで同じ手法を使うなら、1回のリスクは0.5%程度まで下げるべきだというのが編集部の考えです。
速攻プロプランに5日で合格したときの記録は「Fintokei速攻プロプランの5日合格の実録」で公開しています。

\編集部が合格したパールは39,800円/
公式サイト:https://www.fintokei.com/jp/
プロップファームに合格したあとの流れと出金率

評価試験の合格はゴールではなく、報酬を受け取るための入り口にすぎません。
合格後は本人確認などの手続きを経てプロトレーダー用の口座で取引し、利益が出れば報酬を申請する流れです。
報酬まで届くのは合格者の16〜45%程度で、継続して受け取り続けられる人はさらに限られます。
1回の合格だけで実力を判断せず、合格後に利益を残せるかまで見据えて挑戦することが大切です。
合格後の流れと、報酬に届く人の割合を確認します。
合格後は本人確認と契約を経てプロ口座へ
評価試験に合格すると、本人確認などの手続きを経て、プロトレーダー用の口座で取引できるようになります。
プロトレーダー用の口座もデモ環境で、そこで出した利益に報酬率をかけた金額が報酬として支払われます。
| 項目 | Fintokei | Fundora |
|---|---|---|
| 合格後の手続き | 報酬を申請するまでに本人確認(KYC) | 本人確認(KYC)と契約手続きでプロに認定 |
| 報酬率 | 80〜100%(入門プランは50%〜) | 80% |
| 初回の報酬申請 | プロトレーダー用の口座で最初に取引した日から2週間後 | 28日後以降 |
| 2回目以降 | 14日ごと | 14日後以降の間隔 |
| 申請額の条件 | 最低20,000円 | 報酬が1万円未満の場合は申請日が延期 |
報酬はデモ環境での成績をもとに支払われるもので、デモ環境の利益がそのまま現実に還元されるわけではありません。
Fintokeiは国内銀行送金を選べば手数料が無料で、1〜3営業日で着金します。
報酬の申請手順は「Fintokeiの出金方法と条件」で詳しく解説しています。

合格者のうち報酬に届くのは16〜45%
合格した人のうち報酬まで届くのは、業者の開示や大規模な集計で16〜45%程度です。
| 出どころ | 合格者のうち報酬を受け取った割合 | 母数・時期 |
|---|---|---|
| FPFX Tech(10社) | 約45% | 合格したトレーダー・2024年9月報道 |
| Topstep(先物) | 33.3% | 資金提供段階の参加者・2025年 |
| Fintokei(CEOの説明) | 約16% | 合格した評価口座・2024年10月 |
| 日本の利用者調査 | 76.3% | 合格経験者38人の自己申告・2025年10月〜2026年2月 |
業者の開示や大規模な集計では、合格者の半分以上が報酬を受け取れていません。
日本の利用者調査の76.3%は自己申告で、回答した合格者が38人と少ない点を割り引いて見る必要があります。
FPFX Techの集計では、報酬の平均額は口座サイズの約4%で、100万円の口座なら約4万円に相当する計算です。
合格しても報酬が出るまでは損失上限の内側で利益を守り続けなければならず、評価試験中と同じ規律が求められます。
報酬を受け取り続けられる人はさらに少ない
1回報酬を受け取れても、継続して受け取り続けられる人はごく一部です。
Topstepでは、資金提供口座の参加者のうち、実際の資金で取引するライブ口座に移ったのは0.71%でした(2025年)。
| 出どころ | 内容 | 数値 |
|---|---|---|
| Topstep(先物) | 資金提供口座の参加者のうち、ライブ口座に移った割合(2025年) | 0.71% |
| Fintokei(CEOの説明) | 評価口座全体のうち、報酬まで届いた割合(2024年10月) | 約1.1〜1.3% |
| Fintokei(公式メルマガ・第三者メディア経由) | 3か月後の維持率(2025年4月) | 1%未満 |
Fintokeiの3か月後の維持率は、公式メルマガの内容として第三者メディアが紹介した数値で、原典は確認できていません。
合格後の口座でも損失上限や禁止取引のルールは変わらず適用されるため、1回の報酬で気が緩むと口座を失いかねません。
報酬を受け取ったあとも、評価試験中と同じリスク管理を続けられるかが分かれ目になります。
1回の合格だけでは実力の証明にならない
編集部は、1回の合格よりも、報酬を2回以上受け取れたかどうかを実力の目安にすべきだと考えています。
何度も挑戦すれば、相場と手法がたまたまかみ合って1回だけ合格することはあり得るからです。
みんかぶマガジンの記事(2026年9月)でも、1,000人超のトレーダーを見てきたプロが「プロップ合格者の半分は“運”」と語っています。
- 報酬を2回以上受け取れている
- 合格後の口座で、1日の損失が上限の半分を超えた日がない
- 1回のリスクを評価試験中と同じ水準で続けられている
- 負けた日に取引をやめるルールを守れている
合格後に利益を残せるかどうかは、手法の再現性と、欲を抑えて資金管理を続けられるかで決まります。
合格はゴールではなく、自分の取引が通用するかを試す入り口だと考えて挑戦するのがよいでしょう。
プロップファームの合格率に関するよくある質問
プロップファームの合格率に関するよくある質問を紹介します。
- プロップファームの合格率は平均で何%ですか?
-
業界全体の公式な平均はありませんが、評価試験1回あたりで見ると1〜2割程度です。Topstepは評価口座の16.8%(2025年)、FPFX Techの10社の集計は合格14%(2024年9月報道)で、人数で数えると2〜3倍に高く出る点に注意が必要です。
- 合格率が高いプロップファームはどこですか?
-
公表されている合格率は母数と期間がそろっていないため、数値の大小では業者の優劣を決められません。ルール上の合格しやすさを比べるなら全体の損失上限を利益目標で割った比率が大きいプランが有利で、本記事で比べた中ではFintokei入門プランのステップ1(3.0倍)が最も余裕のある設計でした。
- Fintokeiの合格率はどれくらいですか?
-
FintokeiのCEOは2024年10月のインタビューで、口座数ベースのチャレンジの完了率を7〜8%と説明しています。2024年の年次の発表ではトレーダーの23%が合格したとしており、数値の違いは1人が複数の評価試験を購入することによるものです。
- FTMOの合格率は公表されていますか?
-
2026年10月時点で、FTMOは合格率を公表していません。公式サイトには顧客450万人超、報酬の支払い総額6億5,000万ドル超といった実績が載っていますが、合格率は第三者の推計しか見当たりません。
- 1ステップと2ステップはどちらが合格しやすいですか?
-
Swisetの調査では1フェーズ型の20.3%に対して2フェーズ型は11.8%で、1ステップ型のほうが合格率は高い結果でした。ただし、1ステップ型は1日の損失上限が厳しかったり最大損失が追従型だったりすることが多く、条件まで含めて比べる必要があります。
- プロップファームに合格するまで何回挑戦する人が多いですか?
-
日本の利用者360人への調査(自己申告)では、合格者のうち初回で合格した人は23.7%で、半数近くは3回以上挑戦していました。FPFX Techの集計でも、1口座あたり評価を3回程度購入しています。
- プロップファームの試験は運でも合格できますか?
-
何度も挑戦すれば、相場と手法がかみ合って1回だけ合格することはあり得ます。ただし、報酬を受け取り続けるには再現性のある手法と資金管理が欠かせず、合格者のうち報酬まで届くのは16〜45%程度です。
- プロップファームに合格したらどうなりますか?
-
合格すると、本人確認などの手続きを経てプロトレーダー用の口座(デモ環境)で取引できるようになります。そこで出した利益に報酬率をかけた金額を申請して受け取る流れで、Fintokeiでは最初に取引した日から2週間後に初回の申請ができます。
- プロップファームの参加費はいくらですか?
-
2026年10月時点で、Fintokeiは9,800円〜309,800円、Fundoraは26,999円〜449,999円(通常価格)、FTMOは79ユーロ〜1,080ユーロです。運用資金が大きいプランほど、参加費も高くなる設定です。
- プロップファームでいくら稼げますか?
-
報酬は成果次第で、利益が出なければゼロです。FPFX Techの集計では報酬を受け取った人の平均額は口座サイズの約4%で、報酬率80%のプランで500万円の口座から10%の利益を出した場合は40万円が報酬になります。
- プロップファームの年収はいくらですか?
-
プロップファームには固定給がなく、報酬は完全な成果報酬のため、年収として安定させるのは簡単ではありません。報酬は一般的に雑所得として扱われ、会社員は給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要で、手順は「Fintokeiの税金と確定申告」で解説しています。
- 合格率が低いプロップファームは詐欺ですか?
-
合格率が低いこと自体は、詐欺かどうかの判断材料になりません。参加費が主な収益源になるビジネスモデルが一般的なため合格者が少なくても運営は成り立ちますが、運営会社の実体や報酬の支払い実績は申し込む前に確認すべきです。仕組みの詳細は「プロップファームとは?」をご覧ください。
プロップファームの合格率より損失ルールとの相性が合否を分ける
プロップファームの合格率は1〜2割程度ですが、口座数と人数のどちらで数えるかで大きく変わるため、出典と母数をそろえて読む必要があります。
合否を分けるのは利益目標の高さよりも、1日と全体の損失上限に対して自分の取引がどれだけ余裕を持てるかです。
自分の手法に合うルールのプランを選び、1回のリスクを残高の1%以下に抑えて、無料トライアルから試すのが合格への近道でしょう。
挑戦する前に回数と費用の上限を決め、合格後も同じリスク管理を続けられるかまで見据えて判断することが大切です。
| 合格しやすい人 | 合格しにくい人 |
|---|---|
| 1回のリスクを残高の1%以下に固定できる人 | 負けを取り返そうとロットを上げる人 |
| 1日の損失が上限の半分に達したら取引をやめられる人 | 含み損を抱えたまま損切りを先送りする人 |
| 自分の手法に合うルールのプランを選べる人 | 合格率の数値だけで業者を選ぶ人 |
| 無料トライアルで同じルールを試してから買う人 | 期限に追われて取引回数を増やす人 |
\入門プランは利益目標2%から/
